巻き肩の問題点

デスクワークといえば『巻き肩』『ストレートネック』。ネットで調べればわんさかと情報が出てきます。これらを改善するために当店へお越しください、となるわけですが施術でサクッと治るのか?疑問が残る『姿勢』の問題です。

肩関節に負担をかけない角度がある

マッサージのベッドは真ん中に顔を埋める穴があって、手のポジションはどこでも楽にしていただいて構わないのですが、このベッドで気をつけの姿勢で1時間以上耐えられる方が結構います。この仕事をしていなければ発見することはないと思います。私はこの姿勢を見ると首が心配になりますが、大体みんな首が前に出過ぎているかお腹側にお肉がついていて首が前屈する仕組みになっているので無事なようです。

一番肩の負担が少ないポジションはゼロポジションと言って肩甲骨にある肩甲棘という突起と上腕骨が一直線上に揃ったところです。うつ伏せで手の甲をおでこに当てた位置がそのくらいになります。これが苦しければ楽なポジションで構いませんが、ベストはゼロポジションです。肩関節周囲炎だと痛くて無理です。ですから、ゼロポジションがとれるということは少なからず健康ということになります。

肩を上げてみよう

肩が巻いているという状況は『肩関節が前方向に捻れて、そこで止まっている』ということですから、後ろで帯を結ぶ動作(結帯動作)は得意になります。逆に肩関節を外側に捻ってあげる、髪を結ぶ動作(結髪動作)は痛みが伴うかできなくなります。肩関節周囲炎はどちらもできません。何故こうなるかというと『肩関節の仕組みが、巻いてるポジションで何でもできるようになっていないから』です。

腕をまっすぐにして手のひらを下向きにして真横にあげた時(Tの形)、この位置で関節が一回ぶつかる仕組みになっています。これより上にあげる時は親指を上にします。そうすると関節を守るクッション(関節包)が避けてくれるので関節に負担がありません。さらに完全にバンザイするならば最終的には親指は後ろに向けます。これが関節に負担のない肩の挙上です。これにてわかるのは、肩関節は後ろに捻ることができないと上がりにくくなる、ということです☝️親指の向きを上、後ろに変えている時に肩関節は微妙に後ろに回っているのです。

巻き肩さんの分析

施術のベッドでスタンバイしている状況というのは完全なる脱力状態のはずです。臨戦状態でいることはよほど別の目的で来店されてる方以外ないかと思います(覆面調査など、なんらかのミッションがある)その状態の時ですら肩が前に巻かれているというのは、大胸筋やら胸鎖乳突筋やらの強力な力が働いていて、さらにはもう関節がその位置でフィックスとなっているということです。

肩関節自体、関節というより筋肉で構成されていますから、改善するには引っ張り続ける筋肉を緩めることは必須。そして、肩だけでなく肩甲骨と胸椎にくっついている背中側の筋肉にはもうちょっと頑張って後ろに引っ張ってもらわなければなりません。

巻き肩の方は一緒になって首も前に出ていることが多いのでそこも治さないといけないのです。先程例にあげたバンザイの正しいやり方ですが、首が前に出ていてもスムーズにいかないのです💦

これは肩関節というより胸が開けないことが原因です。胸を開くためにはまず首を後ろに下げる必要があり、そのためには耳の位置を肩関節あたりまで後ろに持っていく作業が必要です。ストレートネックの方はやりにくいか、できないと思います。首、肩、胸椎のポジションが悪いor柔軟性がないとバンザイはしにくいですし、なんなら肩や首の負担が大きすぎていずれ故障します。

ポジションが悪くても関節の柔軟性がある方はまだ予後良好です。これはもともとの体質や年齢もあります💦結局、日々の姿勢が巻き肩を作っています。特に怪我したわけでもないのに肩がうまく上がらない、動かせない、痛いという方は体のアライメントが崩れているSOSが出ているのです。柔術やグラップリングの寝技では腕の関節技を極める時、親指を上にしたり下にしますが、こうしないとまだ耐えられる、逃げられることがあるのです。柔軟性のある人は多少強引に曲げて難を逃れることはできますが、それを続けているといずれ大きな怪我することが多いですね。正しい体の使い方、痛めない向きがあるということです。

巻き肩はデスクワーク、その仕様の仕事をする時は都合が良いはずです。でなければ、8時間以上の長時間PCに向かうことなどできません。ただ、それ以外の時はだいぶ都合が悪くなるということを気にとめておきましょう。今日はこの辺で(^-^)/

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バンザイも奥が深いよ