忍び足で人生が変わる!

足の裏を見ると、体重がかかっているところに豆ができていたり皮が厚くなっているのがわかります。これを元に立ち方を改善する事で人生まで変わってしまうかも⁈という壮大なお話。

足裏 3点 姿勢

最初に正しい体重のかけ方として、セオリーでは足の裏の3点で着地する事が理想です。親指、小指、踵、この3点です。しかし、様々な条件が重なりその3点で着地できないことはままあります。足の裏の形状、筋力、生活スタイルによってそうできない場合が多い。

足裏 着地 正しくない

理想を追求するのもオツですが、どこで着地するか考えて生きる暇は実際ありませんので、ものすごく簡単ではありますが、ガラッ!と変えるコツがあるのでお伝えしたいと思います☝️

私はキックボクシングをやっていた時期があります。このキックボクシングにヒントがあります。みなさんもちょっとやってみてもらいたいのですが、まず足を高く上げてキックする事できそうですか?完全なる片足立ちです。これが大人になると全然できないのです。

特に『後ろ重心で踵に体重を乗っけている』とできないのです。ご愛用の靴を振り返っていただくと確認できますが、ビーチサンダルやクロックスが楽だという方は基本踵に体重がかかっています。キックの動作では軸が大切で、軸が真ん中にないと足を振り子のように回した時にグラつきます。つまり、そもそも足を振り上げた時点で後ろにベクトルがかかってくるので地面に着いている足は前側に体重をかけなければならない、そうして軸を真ん中に持っていく必要があるということです。

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足の裏で説明すると、この指の付け根のエリア。このエリアに体重をかけてグラグラしないことが大切です。これはキックする瞬間だけでなく、キックボクシングをする構えで必要になります。このエリアに体重をかけることができると蹴り出す瞬間、その後もスムーズにポジションに戻ることができますが、踵に体重が乗っていると蹴り終わりで一回グラつき、ポジションに戻る時も、自分が一回倒れそうになるためすぐに移動できません。

例えはキックボクシングを用いていますが、これを元に意識して体重のかけ方を変えてみると、こんな小さな事が絶大な効果を発揮しますのでぜひやっていただきたいと思います。

3点で着地する事をイメージするよりわかりやすいと思います。では、どうやって日常生活に取り入れるかというと『足音をたてずに生活する』、これだけです。

足音がうるさい人は必ず踵を打ちつける歩き方=後ろ体重になっているという事。足音をたてない忍び足にするにはつま先立ちにする必要があるということです。スリッパを履いている方はできないかもしれません。スリッパはつま先に引っかけて履く形状なので後ろ体重でないと脱げてしまいます。まず、スリッパを捨てるところから始めなければなりません。

踵のないスリッパも売っていますね。ダイエットスリッパなるものですが、物理的に踵がないとつま先立ちになるかといったらそうでもないのでは?と私は思います。スリッパが切れている部分に体重をかけて歩けばいいので結局変わらないのでは、と思います。ですから、そういうグッズなしに『足音をたてない』と意識して、本当に音をたてなければ自ずとつま先立ちの前体重をできるようになるのです。

また、足の指の付け根に体重をかけて、グラつかないで歩けるようになると体幹が強くなります。先程のダイエットスリッパですが、結局つま先立ちすれば痩せるよと言いたいわけです。最初にチェックしてみると、つま先立ちというのは相当不安定になりますからオットットット…!なりますよね。体幹が強いとこのグラつきがなくなるので余計な肉がつく事もなくなり、代謝も上がるというわけです。

さらに前体重のメリットは腹筋に力が入れやすくなるというところも。特にヘソ下の丹田に力を入れやすくなります。女性には特に大切な下腹部、ここの力が強いと骨盤底筋群の強化に繋がります。骨盤底筋群を個別に筋トレするよりこちらの方が遥かに効果が大きいと思います。

自分の足音が大きいかどうかわからない方は、まず身内、職場の方に聞いてみるといいと思います。それから、みんなの足音を聞いてみる。男の人は基本ガニ股の踵歩きなので足音が大きいですし、子供はまだ足の筋肉が未発達なので踵を打ちつけるためうるさくなります。また、現代の若い女性は足腰の筋力低下が著しく、子供のようにドタバタ歩く方が多いです。つま先を内側に寄せて立つ姿は『映え』には良いかもしれませんが、足を内側に閉める力が弱いだけで、実際はガニ股のカモフラージュになっている可能性があります。

内股 ガニ股 若い女性

カッコいいスタイル、強い体幹、強い骨盤底筋群に一役買っている『忍び足』。足音を立てない姿は猫さんのイメージです。今すぐできる筋トレです、ぜひやってみてくださいね♫

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