アレルギー体質が改善した話

スタートは小学生の頃

きっかけは小学6年生の頃。図画工作でジオラマを作る作業がありました。山に緑の粉を定着させる液体を噴霧。発泡スチロールと接着剤の化学反応なのか🤔山肌がポコポコ動くのが面白くて近くでずっと見ていました。

それからしばらく経って、まず膝の後ろがカブれてきました。

虫刺されと違う、世界地図のような模様が出て、そのビジュアルの気持ち悪さに泣きました。それを機に悲惨な『なんでもアレルギー』を発症することになります。

大豆、麦、栄養素の多い物に反応

食べ物アレルギーはないはずでしたが、結局アレルギー体質というものは『異物に対して過剰に反応する体質』なのです。私は中学生で大豆アレルギーを発症、高校生でスギ花粉症デビューしました。

ジオラマの接着剤のアレルギーを起こしてから、身の回りの異物に敏感になった気がします。

痒みと湿疹を抑えるために一回目は皮膚科に行ったと思いますが、結局原因と思われる物が体内から綺麗になくならない限り消えない。塗り薬と薬でやり過ごしても、またきっと再発する…という嫌な予感は消えず、不安な毎日を過ごしていました。

雨風、気温にも反応

さらに20代に突入した時は冬にバイクで通勤した後、顔に世界地図のようなカブれが出るようになりました。冷たい風、水を浴びた時、直射日光でも必ず顔がカブれる。

体がカブれるよりもショックが大きかったです。これでは外で皮膚を出せなくなるのではないか?絶望しました。

どうやって防げというのか?あったまっても冷えてもダメなんて地獄です。

ちなみにこの症状は、耳と首を冷やさないことで劇的に改善。マフラーと耳当て、手袋で手の甲に直接冷たい風を浴びないようにしたら治りました。不思議と冷たい水も大丈夫になりましたね。

直射日光に関しては無理矢理海水浴に行って丸4日、伊豆の海で素潜りし続けたらこの年から日光を浴びても大丈夫になりました。

20代はホルモンバランスがまだ安定していないのもあってアレルギー反応も強く出る、コロナワクチンの副反応が若者に強く出るというのと似ていますね💦

40代であらかた改善

急に結論に入りますが、今ではピーク時も花粉症の薬を服用せずに乗り切れるようになりました。

今年に至ってはマスクせず、実家(八王子の山の上)に行ってもモーニングアタックすら出ないほどです🙌

私は子供の頃からの経験を踏まえて、30代からアレルギーのコントロールに本気で取り組んでいました。もう本当、勘弁してくれ!こんなのと一生付き合っていくなんてごめんだ!何としても原因を突き止めて改善していく!というすごい意気込みです。

とはいえ、色々な療法を試したわけではありません。

ひたすら薬の反応、飲んだ時飲まなかった時の様子、アレルギーが出ない時のコンディション、出た時のコンディションの観察の繰り返し。

40代はその甲斐あってポイントだけ押さえておけば自由に好きな物を食べ、日光や冷たい風も花粉もヘッチャラになりました。排除ではなく、共存に成功したといった感じです。

それでも改善まで30年かかっている…!

アレルギーは、あまりにも原因を排除しすぎると感作した時過剰に反応すると言われています。

つまり、日々カブれを恐れて皮膚を守りすぎたり、麦や大豆を一切食べないようにしてしまうと、ちょっとした量やきっかけで強いアレルギー反応を起こしかねない、ということ。

面倒ですが、少しずつ毎日違う物を取り入れる『回転食』を心がけたり、ストレスフルになった時、免疫力が下がった時に注意して、元気な時はできるだけ気にせず心も体も鍛えます。

あと、コツとしては薬に頼りすぎないこと。

花粉症の薬はシーズン中ずっと服用すべきですが、私は雨の日、気温の低い日は飲みません。まるで飲まないと発作のようにクシャミと目の痒みに襲われるので、まずそうならないようにシーズン前は薬を飲んでおく。そこから騙し騙し薬を抜く、という微調整により、毎年薬が余るようになりました。

薬の改良は進んでいますから、昔に比べたら口の乾きや眠気も改善されています。それでも、やはり無駄に体が冷えたり浮腫んだり調子が悪いので、これを最小限に抑えたい💦と思って減らす試みを始めました。

結局、トータル30年もかかっていますが、一個ずつ地道に減らし、症状も回を重ねるごとに軽くなっているので確実に良くなっている実感はありました。

原因を見つけて、早めにこまめにコントロール

私はアレルギーの数が多く、カブれに耐えかねたので長きに渡り研究できましたが、もう諦めている人、そういう調整が面倒な人はひたすら症状に耐えると思います。ただ、これは長期的にみてあんまり良くない。

常に鼻が詰まっていたり、痒みがあるというのは心身共にストレスフルですし、常にヒスタミンが身体中を回っているというのは、他のアレルギーも併発しやすい状態。いわゆる『慢性化』陥っていることになります。

本当にウザいですが、根治には症状を抑えながら原因の排除、少しずつ感作して耐性を作っていく、など地道な努力が必要です。

ちなみに私は、安いアルコール飲料、コンビニ弁当も連続して食べてカブれたことがあります。夏場は蚊取り線香を焚きまくっていたらカブれました。おそらく、添加物や化学薬品が良くないんでしょうね💦

私は何事も『やり過ぎる』傾向にあるので、連続して新しい物を摂取し続けることに注意が必要なようです_φ(・_・

お医者さんではないので『これが効く!治る!』と言ってはいけないし、人によるのでみんなが同じ方法で治るわけではありませんが、少しでも参考になればと思います✨

アレルギー反応は一種の警告⚠️自分の体に合った物を選んでいこうね!