人間と昆虫を比べてみよう

コロナのせいでみなさんめっきり体を動かさなくなったと思います。色々と慎まなければならない2020年ですから無理もないけれど…

特にテレワークに移行した方。家のデスクやPCがソレ仕様ではないために背中、首がいつも以上に張って辛いといいます。それにかわり冷え性は改善傾向にあります、これは良きことです👍

しかし私も然りですが、羽を伸ばす事なく基本縮んでいる状態が長いのでここ最近背中が張るんです。『巣篭もり需要』なんて微妙にオシャレな言葉が鬱陶しい限り。もういい加減パーッと飲みに行きたいものです。

背中が張るとまるでキツい服を着ているような窮屈な気分になります。これは間違っていません。筋肉が突っ張り、皮膚との間に隙間がなくなる事を『癒着』というのですが、隙間がないということは栄養が行き届かないということ。そのため筋肉をほぐしても疲れが取れにくくなります。筋膜リリースという言葉は聞いたことがあるかと思いますが、実際にはこの癒着を剥がす手技で、オイルのトリートメントでスキンロールという技になります。

皮膚をつまみ、滑らせながら剥がしていくので癒着が進んでいるところ(調子の悪いところ)はとても痛いです。全員が全員癒着を起こすのではなく個人差があるみたいで、腰が痛い割に皮膚は癒着はしていないという人もいます。

巷でいう筋膜リリースはストレッチのことをいっているのか、若干違うような気がするのですが本来の目的はこんな感じです。

癒着が原因の場合、スキンロール後はキツい服を脱いだかのように動きやすくなります。突然太った方やストレッチしても伸びた感じがせず突っ張るような方は効果があります。

突然太った方、というのは皮膚が容積の増大に追いつけず引っ張られているイメージです。

前屈ができない方もいいかもしれません。硬くてできない場合はちょっと原因が違いますが、いつもはすんなりできるのに最近できなくなったという人。

とにかく、キツいスーツを着ているイメージです。正月休み明けにスーツで出勤する際に背中がキツくて吊り革を掴むのも大変というイメージ。

また、人間は昆虫と違って内骨格です。

昆虫は外骨格といって、外側に硬い覆いがあって中にお肉がありますが人間は逆。そのため同じ姿勢で静止していることが苦手なのです。

以前、ウチの玄関にカナブンが静止していましたが、彼は死んでいるのか生きているのかわかりませんでした。同じ位置で微動だにせず、私が出勤して終電で帰ってくる間1mmも動いていない。それが4日も続いていました。どういうつもりでそんな修行みたいなことしてるのか不思議でしたが、5日経ったある日、彼はいなくなりました。

なんだ、生きていたのか…と思わざるを得ない。

こんなこと、お金をもらって頼まれても人間だったらできません。4日間1mmも動かないなんて神業です。そのかわり、昆虫はひっくり返っただけで自力で起きれず息絶えることがあります。体を捻ることができないのでひっくり返ったら終わりなのでしょう。

同じ姿勢で固まるのは昆虫やデスクワーク以外でも、同じ職業に長く従事しているとみんなそこに直面します。ただ、人間の体は良くできていて耐性ができるというか、ソレ仕様に変化することができるので、その姿勢でいるために筋肉も一緒に硬くなり、その硬さで姿勢を支えるようになります。

そうすると体感としてはちょっと楽になります。アップデートしたということなので、私のようなマッサージ師がPC作業をするより効率的な仕様となります。

ただし、あくまでPC作業用のボディなのでフイに違うことをすると体を痛めます。健康に良いかというより止むを得ずそうなった、という感じなので体を柔らかくしておくことは大切。あるべき姿に戻ることは大切です。人間は昆虫ではないので止まった姿勢が苦手なのです。

ガッチガチに固まった背部はマッサージ一回でスッキリ取れることもありますが、やはり蓄積の度合いによりそこそこ時間がかかります。仕事で疲労が溜まる原因は、回復する前に次のダメージがくること。そこのループは止めることができないので、上手くメンテナンスを挟んでコントロールすることが一番かと思います(^-^)v

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