〇〇に負担がかかる、とは? 

負担がかかる、と言われる意味

よく美容、健康の脅し文句or本当の警告で使われる『〇〇に負担がかかる』という文言。腰に負担、膝に負担などありますが今回は腎臓、肝臓、心臓といった『内臓』にかかる『負担』という言葉の意味を説明していきたいと思います☺︎

エッセンシャルオイル(オイルマッサージに垂らす香りのこと)や、漢方薬、サプリや医薬品、果てはバナナ、ほうれん草といった野菜や果物に渡り、どこぞの臓器に負担をかけることがあります。多くは一度に多く摂りすぎたり長期に渡り使いすぎたりすることで、本来得られる効能よりも副作用が強く出てしまった状態を言います。

その状態を避けるべく、自然派、オーガニック、〇〇を飲むと良い、と言った別の商法が出てくるわけですが、まず焦らずに怯えずに『負担』の本当の意味を考えていきましょう。

🌱腎臓に負担がかかるとは?

これは主に『利尿作用』のことです。利尿作用を促すもの、カフェイン、バナナ、エッセンシャルオイルで言えばローズマリーやサイプレスにあたります。利尿作用というのはおしっこを積極的に排出させる作用、むくみの除去やダイエットにも欠かせないですね。つまり老廃物を流していくということです。この老廃物を流す過程で腎臓が頑張ることになるため、腎臓が弱い方はお控えください、ということです。

🌱肝臓に負担がかかるとは?

肝臓は毒と体に必要な物を分ける作業をしています。サプリ、薬は体にとって有用ではありますが肝臓にとってはまず『体外からきた毒』扱いです。体にはない要素を取り入れるために肝臓は判断を迫られます。この作業が肝臓に負担となります。エッセンシャルオイルではタイム、オレガノ、クローブといったカレーに入っているようなスパイスがこれにあたります。ただし、肝臓にとって負担でもスパイスや薬によって健康の維持、増強などの多大なる恩恵を受けることができます。

🌱心臓に負担がかかるとは?

主に血圧のことです。血圧は下がっても上がっても、心臓が頑張っていることになります。バナナは血圧を下げる食べ物として有名ですが、もともと血圧の低い人がたくさん食べることでさらに下がり、調子が悪くなります。エッセンシャルオイルではラベンダーが血圧を下げ、ローズマリーは高血圧の方には禁忌となっています。

『負担』というと悪、となりがちですが、正しくは『作用』のことです。最近問題になっている『痩せる〇〇』『若返る〇〇』というものには、きっと強い利尿作用、解毒作用が含まれているのでしょう(もしくは何も入っていない)。

カレーが体に良いとされていて、実証されているのは、インドカレーに含まれているスパイス群です。スパイス群は漢方薬レベルで体によく効きます。その代わり、刺激が強いため胃が弱い人はお腹を壊します。また、発酵食品や食物繊維は体に優しいともてはやされていますけど、腸が弱い人にとっては負担になりますし、豆腐といった栄養価の高いものを小麦粉代わりに使った低カロリーケーキを紹介している動画を見かけますが、アレルギーを持っている人は今大豆アレルギーではなくても大量に摂取することで発症する可能性が高くなります。

こうやって考えると『負担』と書いてくれているものはむしろ良心的ですね。

怖いのは〇〇に効く、治る、という魔法のような言葉。そういうものには負担なるものがたくさん入っているはずです💡あまり言葉の勢いに惑わされず、必要な栄養素を必要な分だけ体に取り入れるようにしましょう。それが体に一番優しくて良いことになりますから☺︎

今日はここまで♫

ちなみに私たち猫は腎臓が弱いので歳を取るとお水をガブ飲みしてしまいます💦