マッサージの種類

マッサージには、指圧、あん摩、オイルマッサージと大きく分けて3つあります。

指圧は垂直に体重をかけて漸増、漸減という4~5秒かけて圧力をかけて抜いていく手技。あん摩はリズミカルに揺すりながら123の2で圧を加えて緩めていく方法。

その2つは服を着たまま行うもので、オイルマッサージはその名の通り素肌にオイルを塗布してマッサージするものです。

患部を点で押さえると『圧迫抑制』といって痛みを抑える効果がありますが、これがわかっていない(主にリラクゼーション系の無資格マッサージにありがちな)マッサージは固まっているところを力でほぐそうとする傾向あります。こういう手技は受けている時や直後はよくても後で体が余計痛くなったり、むしろ来る前より悪化することが多いのです。

私が取り入れている手技は色々な患者さんを担当してみて、一番治りが早く、依存性も低く、効果が感じられるのものを集めました。

オイルマッサージは特に万能です。打撲、うちみ、捻挫の上からサラッとさするだけで治りが劇的に早くなります。患部に指圧が使えない時、オイルマッサージをすれば良いのです。

また、強張りが強い場所は『癒着』といって皮膚と筋肉が強くくっついてしまい、隙間がないことで血行不良を起こします。

ちょうどキツイ服を着ているように動きを制限してしまいますし、栄養状態が悪いことで痛みがなかなか取れない原因を作ります。

オイルマッサージは癒着を剥がす手技もあるので、痛めてはいないけど疲れている、なんだか調子が悪いという未病の状態の時のケアに最適です。

少しずつ紹介していきますので、小さな部位の自宅でのケアにぜひオイルマッサージを取り入れてみてください。