腰痛は姿勢と筋トレで改善

私は接骨院の勤務時代に骨盤矯正なるものの勉強をしていました。院長が全ての不調を『骨盤が歪んでいるからだ‼️』と言い切る人だったからです(笑)

骨盤が歪んでいる事がそんなに影響するのか?実際骨盤は歪むのか?そんな疑問が常につきまとうのが『骨盤矯正』です。

骨盤は一枚の骨で構成されているわけではなく、8個の骨が靭帯によって結合されてできています。そのため『関節だから少し動く(歪む、弛む)』説、『強靭な靭帯で結合されているんだからほぼ動かない、そんな簡単に動いたら身体中バラバラになってしまうだろ』説があります。私は、仙腸関節は少し動くと思っています。女性は特に生理のたびに骨盤が開きますから、男性よりも柔らかくできているかな?と思います。

また、出産でちょっと弛むこともあると思います。逆にここが骨で連結されていたら出産のたびに骨折しますよね(^_^;)

私は『座ってて腰が痛むのは骨盤が若干影響している』と思います。座っている時の土台は骨盤ですし、立っている時は基本足が土台ですから。

ただ、これすらも一概に骨盤矯正すれば治るとは言えません!私は腰があり得ないほど痛くて、とても腕のいい先生に骨盤矯正してもらった事があります。

確かに直接はサクッと痛みが取れました。お!やっぱりすごい‼︎と思ったものです。でも、1時間も座っていればまた痛くなってきました。

腰の痛みがどこからくるのか?私は生活を振り返りました。すると、一番マズイ!と感じたのは『ディズニーランドの行列に並べなくなった時』です。あの動きは牛歩ですね。

仕事中痛いならまだわかりますが、遊びで痛いのです。今後、遊べないって事じゃん!と思いました。

そこで思い返してみたら、その当時3年間、訪問マッサージをしており、バイク通勤、車で訪問、の毎日だったのです。つまり足腰の筋肉をほぼ使っていなかったという事です。

案の定、大当たりで4年目の院内勤務では勤務時間の8時間、どうしても足や腰が痛くて立っていられなかったです。

3年間で鈍った足腰はそう簡単に戻りませんでした(^_^;)

骨盤ベルトをしてみたり、鍼をしてみたり、靴を変えてみたり。とりあえず、何かしていないとドンドン悪くなる、という思いだったのでなんでもいいからやっていました。

スペックとして『立ち続ける、座り続ける、動き続ける、事に腰が耐えられない状況』でした。

今、腰痛なんてどこへやら?というくらい足腰が強くなり、腰痛のヨの字もない毎日を送っています。週末の婚礼では椅子のない部屋で10時間以上棒立ちのままでも腰は無事というボディを手に入れました(笑)

なぜ、足腰が強くなったかというと、格闘技を再開したのと筋トレです。ちょうど、職場を変えるタイミングで友人が格闘技のジムを立ち上げる事になりそちらに来ないかとお誘いを受けました。

接骨院勤務の5年間はまともに運動できなかったので、再開してまず膝が痛くて縄跳び飛べないわ、左ミドルが蹴れないわ、最悪でした。

できる方の足でちょっとずつ、できる限界の筋トレを交えながら、久しぶりに開放的な気分になり夢中で運動しました。運動しながらわかったのは、後ろ重心であることとお尻、足の肉が重すぎる、腹筋が弱すぎる、以上です。

キックボクシングをするにはつま先立ちのように前重心である必要があります。踵に体重が乗ったまま蹴る事は不可能。私は気づいたところから順に、筋肉よりもアライメント(構造)を意識して改善していきました。

前重心にするにはとりあえず親指側に体重をかけ続けるしかありませんから、そうしている間に今まで使っていなかった筋肉を鍛える事ができたのだと思います。

前重心はかなり重要な気づきだったと思います。思い返せば、腰が痛かった時、ビーチサンダルやクロックスが一番楽だったのです。

ビーチサンダルやクロックスは後ろ重心の人には楽な靴です。キックボクシングをしたくて重心を変えたことと筋トレにより下半身が強くなり腰痛が治ったのだと思います。

前重心にするとお尻をぎゅっと締める事ができます。結婚式の仕事で棒立ちの時、つま先立ちでお尻に力を入れ、お腹をヘコますと腰が楽になります。それを辛くなったら何回かやる、この繰り返しです。

下半身の筋肉は体の60%を占めていますから、ここが変わると全身が変わっていきます♫

闇雲に筋トレするのではなく、自分の姿勢や生活の中で気づくことが大切。鍼やマッサージで痛みを和らげたら、後はたくさん足腰を使うことです。

私の経験上、特に前重心は重要なポイントです。足が太く見える人は特に踵歩きになっていないか注意しましょう。後ろに体重がかかっていると、実際そこまで太っていなくても太って見える部分に肉がつきやすくなります。

その姿勢である以上、キャビテーションやらインディバやらでセルライトを攻撃しても意味がないですから、まずは立ち姿勢から自分をマジマジと観察してみてくださいね。