口コミはご縁

コロナウイルスの出現によりサロンも先が見えなくなりました。去年の今頃、2020年の日本は五輪とインバウンドで日本経済が潤うものと確信していましたが、思わぬ伏兵が現れました。サロン業界にインバウンドは関係ないかもしれませんが、お客さんがボディケアにお金をかけてくれる確率は上がっていたと思います。

ここに来てまさかウイルス感染が流行するとは。

日本人は生死感が定まっておらず健康志向、何歳になっても病気にはとことん神経質で気にしいですから非常に痛いところを突かれたと思います。サロンの仕事は接触の極みですから気持ち的に受ける方もやる方も、かつてない緊張の中、今の今まで進めてまいりました。

新型コロナは未だに薬はないものの、何とかコントロールできそうなので段々と落ち着いてきましたね(ただし、秋冬が始まったらわかりません)

私はそんな中、ドサクサに紛れてオープンしましたがコロナ禍の元どうやって集客するのか?というところ。ですが、コロナ禍であろうがなかろうが、私の集客方法は決まっています。今も毎日のようにネット予約サイトからの営業電話がかかってきますし、実際マストです。ネット予約は簡単で早く気軽にできる良さがあり、時間帯を選ばないのも特徴です。自分が起きている間、人と話すことなくいつでもどこでも予約ができてしまう。こんな便利なものはありません。個人サロン、自宅サロンは敷居が高く入りにくい印象を与えるので間口を広めに構えて損はありません。個人サロンは例えると『注文の多い料理店』です。初回の方にとっては何かこう、料理されて食われる印象がありませんかね。

しかし、やはり生意気にも私はネット予約サイトを取り入れる気はないのです。しろたえは外に看板を出しておらず真下の歩道は幅が狭すぎて首を直角に曲げないと店の存在すら確認できません。この状況を『強気』と取るかどうかですが、スラムダンクで最強山王高校を前に、湘北vs豊玉戦の時に安西先生が言っていた言葉があります。

『得意なラン&ガンで豊玉をねじ伏せられないようなら、山王には何をやっても勝てないと思ったんでね』

私は横浜の激戦区でずっと仕事してきましたが、売り上げが良いというよりも『口コミとリピート率が良い』タイプでした。カリスマ性やスピリチュアルの要素も持ち合わせていないので、爆発的ヒットはありませんが個々に良いと思っている人がたくさんいて、困った時に来るという感じです。調子が悪い人を良くしていった結果がこれです。

『得意な口コミ&リピートで競合サロンをねじ伏せられないようなら、2波3波が来たときには何をやっても勝てないと思っている』ということです。

決して強気なのではなく、それで本気で勝とうとしている奴もいるということです。

そして、今巷で言われている口コミはどちらかというと『個人的な感想』だと思うのです。

個人的に思ったことを述べて、それを見てお店を知らないお客様が参考になさる。この業界で長生きしていると、この口コミも本当ではないと思ってしまっているのです。事実、結構テキトーなもんです。口コミしてくれたらサービスがあるので口込んでくれて、サービスがあったからそんなに悪いことも書かない。お客様と店にwin-winな状況で真実が語られるのでしょうか。飲食店は食べ物を介するのでそれについて知りたいと思いますが、自分の困りごとを解決するとためのボディケア系の口コミって『ちゃんと悩みが解決したかどうか?』ではないかと思うのです。

『とっても良かったです!』と言って二度と来ない人の多いこと。私はこちらの反応が一番気になります。良かったんではないのか?と気になって仕方がないのです。

今、お店は徐々にお客様が増えてきたのですが、やはりこのスタンスを崩すわけにはいかないなと思っています。めちゃくちゃ時間はかかりますが、この宣伝と情報量の少なさでも、私のいつもの感じ『常時60%』が保たれているな、と思います。状況が良いときも悪いときも、売り上げ、人数共に60%の状態を保つ、これが私らしいのです。

私にとって口コミはご縁。昔々の友人が実際に受けて『良いから行ってみて』と広めてくれたり、体の痛みが取れて元気になった方が同じ困りごとを抱えている方を紹介してくれたり、お互いの信頼感で繋がっている。こんなに嬉しいことはありません。

お店に置いているナギの木は、和歌山の神社の御神木にもなっておりご縁を繋ぐ木と言われています。何も知らずに選びましたがそんなありがたい意味が込められていると知り、ますますネット予約サイトを使わないアナログ方式でいくんじゃワシは、という頑固オヤジになりつつも、こんなご時世ですから真面目にコツコツ積み重ねていこうかなと心に決めた次第です。

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