ついつい本音が出る時

先日、カードの不正利用という被害に遭いまして✋再発行を余儀なくされました。現在銀行の窓口というのは予約制で待ち時間が長い、この日は仕方なく行列に並びました。

ようやく自分の番になり手続きに入ります。まず、被害に遭ったのに再発行に1100円取られるというストレスに晒されましたが銀行さんは悪くない。チップとかピッ！とするあの黒い帯などが付いたカードならば作るだけで1100円かかるはずなのです。

自分の名前、住所、生年月日をこれでもかというくらい記入。

そして円卓にてしばし待つ。以前の銀行の窓口は、この円卓に座るという段取りはなかったと思います。行列を横目に私はここでまで辿り着いた満足感に浸りました。再発行手続き担当のお姉さんが席を立っている間、続きまして何やら投資信託担当らしきお姉さんが場を繋ぎにやってきました。Tシャツにスウェット姿、目的が不正利用されたカードの再発行という軽く可哀想な人が、今冷静に将来の積み立てを考える心理状態ではないのがわからないのか？と疑問に思いましたが、きっとマニュアルなのだと理解し話を聞くハメになりました。(対面に座られたら話を聞くしかないでしょう)

話というのは少額から始められる『積み立てNISA』のことでした。

私は積み立てNISAのことは知っていますが、それどころではなく💦今後もそれどころではない人生が続く予定なので『考えてみます👍』と早々に話を終わらせようとしました。

円卓に座って話している状況は行列に並ぶ方々、その他椅子に座って待っている方々の一部となっているのでちょっと恥ずかしいというのもあるのです。こんなパジャマみたいな姿の人が何の話しているんだろう？と思われるし、待ち時間というのは暇なので人の会話がよく聞こえるのです。担当の方は押し売りするわけでもなく『今後をどう考えているか？』ということに関心があるようでしたが、今後も何も今クレジットカードを失い、再発行まで1か月もかかる私にどうスイッチを切り替えろというのか。

『何も考えていません』などと、明らかに年下で立派に銀行にお勤めの方に言えるものか🌀という、つまらないプライドが働いて出てきた言葉が

『私、長生きする気ないんですよね』でした。

静かなBGMの流れる店内にこだましました。積み立てNISAは20年くらい先のことを考えての賢い貯金です。20年はあっという間かもしれませんが、20年…🌀私はその間無事でいられる自信などありませんし、もし途中で死んだら積み立てNISAが心残りになることは間違いない。性格的にあまりワクワクする胸踊る計画ではない。現に今カードすらない。

不正利用されたことで『ニコニコ現金払い最強説』がよぎっている私が、お金を人様に預けて運用してもらおうという気分にはとてもとてもなれない。

お姉さんは肩の力が抜けたのかその話を聞きたがっていました。『むしろ長生きしたいと思わない』という生命力の強そうな女の言葉の意味を。ここで持論をかざすのは恥ずかしすぎるので、その一言に尽きるといった終わり方したのですが、私はそんな先のことまで考えて、先のことに備えて暮らすのが苦手なのです。未来は今の連続であって、貯蓄をしようがしまいがその人の人生はどこかで終わる。その時をどうやって迎えるかの覚悟もなしに、途方もない先のことばかり考えて生きるのが苦手なのです。

明日のこと、来年の今頃のことくらいなら考えても楽しいですが、10年、20年先のことは気が滅入ってきます。動物や植物を見よ。彼らの命のサイクルの速さを。銀行窓口でこんなこと言えませんからね、ビーチサンダル姿の不正利用の被害者が。

先日、所持金が40円で亡くなった方のニュースが取り上げられて『可哀想』という雰囲気を醸し出していましたが、貯蓄や所持金がいっぱいあっても結局若けりゃみんな『可哀想、不幸』と言われます。一人で亡くなれば『孤独死』と呼ばれます。人数と年齢、所持金がベストマッチで且つ大往生、とならなければそれ以外は不幸ですかね？

とりあえず、coopの保険に入っているから自分一人分の人生は無事に終わる予定。今まで後悔もなく充実した楽しい人生を送っている✨と日々感謝しています。今日はそんな日常の1ページのお話でした(^-^)/ それではまた♫

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