背中の痛みと内臓の疲れ

今年のワイドショーはエンタメ系のニュースが無いからか、内容が町内会レベルだとつくづく思います。朝も早よから連日の暑さとその対策。去年の方が5月からこれくらいの気温でもっとキツかったのに、まるで今初めて体験しているかのように注意喚起しています。

ちょうど、今日も暑さで自律神経がどーのこーのと言っておりました。

自律神経がおかしくならないようにコントロールできるのであれば、それは自律神経の問題ではないのでは?と私は思っております。何故なら、コントロールできない神経を自律神経というからです。

夏は特に狂うと思います。体温調節に体が集中していますから、内臓の働きなどは当然弱くなるのです。特に代謝、などといったオプション的な機能は後回しになり、命を最優先にする方法を取るようにできているのです。

夏に機能が落ちやすいのが消化器系。

こちらはパワー源となる食糧を細かく分解する作用がありますが、暑さで水分を多めに取ることにより胃酸が薄まります。消化機能はこの時点で下がるのですが、これに加えて夏は自律神経が他にいってしまっているのです。そのくせ、景気づけに何故かカレーが食べたくなったりします。カレーはスパイスと油により刺激の強い食べ物。胃にしてみたら『人手が足りないというのに仕事量だけ増えている』という感じです。内臓は自律神経に支配されていますから、私らがいくら美味しいカレーを食べて元気になったところで一緒に元気になってはくれないのです。

胃腸が疲れてくるサインは、なんだか得体の知れない疲労感とともに背中の痛みとなって現れることもあります。こういう、直接関係のないところが影響を受けて痛む事を『関連痛』といって、重大な内臓の病を見つける手掛かりにもなっています。

背中でいうと、ちょうど胃の後ろ、胸椎の7番目(左右の肩甲骨の下を結んだあたり)や、12番目と腰椎の1番目の間(胃兪穴付近)が固まり始め、そこを中心に背中全体やら腰、腸腰筋なども張ってきます。こうなる前に、背中がパンパンに張ってきた時点で本人はかなり辛くなってくるはずですから、お手入れしてあげると良いのです。

背中のお手入れをし、食生活を一旦見直してフラットにします。胃腸の疲れに一番効果があるのは断食。本人は何か食べて元気になりたいかと思いますが、反比例して胃腸の状態は悪化しますのでお気をつけ。まずは消化活動を休ませましょう。

背中のお手入れですが、私のオススメは『オイルマッサージとホットストーン』です。

鍼だと早いのですが、胸椎の7番目は背中ど真ん中にあたり感覚も過敏なので筋性防御が働きやすく緊張を解しにくい位置になります。ですがホットストーンは一番アプローチしたい胸椎の真上に置ける優れもの。さらに温めているのでダイレクトに胃腸による関連痛を和らげる事ができます。反応の良い人なら置いた時点でフッと力(緊張)が抜けて楽になりますよ♫

胃腸のほかにも、肝臓や泌尿器系もそれに該当する脊椎があります。該当するところにピンポイントで現れるというより、結局背中にくるということ。なるべく早めに外側と内側からしっかり治療してあげると大事に至らずに済むかと思います。

ちなみに肝臓も疲労には大きく関わってきますが、沈黙の臓器と言われるくらいですから数値に現れるレベルになったら時既に遅し。風邪っぽいなーという時点でヘパリーゼなど飲んでおくと良いですよ。お酒を飲む目的以外にも、普通に解毒を助けてくれます。

この夏ときたら盆踊りも花火もなく、どこへ行っても開放的にはなれなそうなので、この機会に己の内臓と向き合うなりして一度『おさらい』をするのが良さそうです。コロナが流行り出し、人間の本性も出てきたと言われています。今のうちに治せるところは治して、このままどこへ向かうのか考えつつ軌道修正していけたらいいですね。

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