2024年中津川農園さんの果物にのせて宣伝スタート!
農家さんの苦悩
去年の年末足柄の中津川農園さんと出会い、初めて農家の友達ができました。農業は今とても厳しく、地道な作業と見合わぬ労力に閉業を決断するところも多いのだそうです。
SNSやネットで話題になるのは都会的で華やかなものばかり。若い人達が革新的な発想と技術で広めていく新しいの農家の形に、今まで営んできた方々は追いついていません。
それが良いのか悪いのか、私にはわからないけども🤔利益を出している革新的な農業が全てではないと思うんです。それで多くの方々が寂しい想いをするならば、そんなことしないで欲しいと思います。
商売に上手い下手はあると思います。でもそれと、できた果物や野菜は関係ないと思う。中津川農園さんにカードに載せたいメッセージを聞いたところ『内山という土地、日当たりの良い空気のキレイな場所で育ったことを伝えたい』と速攻で返ってきました。
このように、農家さんは愛情を込めて育てた果実をとても大切になさっています。それがただ『ネットが苦手』の一つで片付けられたらつまらなさすぎます🌀
こんな時代だからこそ、想いを知りたい
最近、若い子の間で韓流が流行っていますが、一体どこがそんなに魅力的なのか?と聞いたところ『みんな世界を目指して一生懸命やっている、そういう想い(心意気)が好き』だと言います。心意気に惹かれる気持ち、今の子も持っているんですね。
どんな想いでその人はやっているのか?近年あまり注目されていなかったように思いますが回り回って新鮮なのかもしれません。
最初、中津川農園さんの農園へ行った時は部外者である私と若干の壁がありました。他業種だから当たり前です。
でも、譲っていただいただいだいを蒸留している画像を送ったり、鬼柚子は意外とニーズがある、というしろたえのお客さまからの情報をそのまま伝えたりして親交を深めました。
だいだいやみかんを私の家に直接運んでくれたお礼に、と提案したのが『果物にメッセージカードをつける』という今回のプレゼントです。気を負いすぎないように、私のお店の名前やQRコードもつけて軽く宣伝してみました。
美術高校やデザインの仕事をしていた父からも教わったのですが、絵にも額縁という『額装』があって完成するように、パッケージというのは意外に侮れないんです。とても想い入れのある農園なのに、剥き出しの果物で販売することでお客さんに何も伝わらないのはもったいなさすぎる💦と思いました。
やって良かったな✨と今しみじみ感じているのは、中津川農園さんがとても喜んでくださっていることです。正直、こんなに感謝されるなんて思ってもみませんでした。瞬時に形になったことでとても生き生きと果実の販売を楽しんでおられました。
販売しても売れるかどうか…という心配よりも、メッセージを届ける喜び、自分を表現する楽しさを感じてくださったのだと思います。
よろず支援拠点の担当者の方が『商売って楽しいんだよ』と言っていたように、同じことをするにも楽しんで取り組み、仕事へ情熱を傾けること、これは私たちの心に必要なのだとあらためて感じました。