ルーティンから脱出してみよう

私は基本『習慣』というものがありません。その日その日でやることや時間も違うし、イレギュラーも多い。できれば毎日規則正しく過ごし、朝昼晩とキチンとご飯を食べたいとは思いますが💦なかなかそうもいかないのです。そういう体に良さそうなことの習慣はありませんが、癖というかいつも同じところに行ったり同じことをして、同じものを食べてしまいます。こちらは習慣というより『ルーティン』ですね。

友人と月イチで、どこか行ってみたい噂のレストランなどに行く、という企画を数年にわたりやっていましたが、私はおもについていくだけの人でした。あまりどこそこに行きたいという願望がなく、たまたま連れていってもらったところが良ければ飽きるまでそこに通うというリピート機能付きです。性格だと思うのですが、気に入ったこと、ものをずっと続けてしまいます。

実はこういう人はアレルギーになりやすい。

食べ物に関してもやはり飽きるまで食べてしまいます。マイブームというとわかりやすいかもしれませんが、ブームというより定着してしまう。『回転食』という言葉があるのですが、違う物を満遍なく食べることをいいます。アレルギー体質の方の特徴として、この回転食の発想が欠けていることがあります。卵や豆腐(大豆)、ピーナッツなど栄養価の高い物は毎日たくさん続けて摂取することでアレルギーを発症する可能性が高まります。この場合、食材や体質が悪いのではなく、食材の食べ方が間違っているということです。

さて、コロナ禍に入ってもう出口もわからずグダグダの中、エステなどの美容系はニーズがあり続けました。これは単純に行く所ややることがないからというのもあるかもしれませんが『気分を上げたい』『気分転換をしたい』という気持ちの面でのニーズが大きかったような気がします。(ちなみに気分転換が下手な人も生活がルーティンになっていることが多いです。)マツエク、美容院、ネイルなどで気分転換を図った時にいつまで持続するでしょうか？比較的若い方はそれだけでしばらくの間ウキウキしていられますが、年が経つにつれて感動も薄くなります。それも当たり前。もう色々経験してきているからそれくらいでは感動も希釈されているのです。

そこで、新しい気分転換のご紹介です♫

ルーティンから脱出してみましょう！これは、今日からいきなり自分のキャラを変えるということではありません。普段の生活というのは『何気ない選択の連続』ですが、そこで立ち止まっていつもと違うものを選んでみると良いのです。例えば、いつも通りドトールでコーヒーを飲むならいつも頼まない季節限定の飲み物を頼んでみる。それに合わせて、ケーキも変えてみる。

いつも頼まない物をあえて頼んでみるのです。また、いつものメイクも少し変えてみる。マツエクをやめてカラフルなアイシャドウにしてみる。生活の中で取捨選択している物を変えてみるというススメです。

この時、どれが得でとか、店のオススメがどれで、ポイントがつくだのつかないだのは考えません。いつも頼んでいるものの隣の物を頼んでみましょう。いつもと違う物を選ぶと、道でいうと分岐が増えます。Y字路を五叉路にするイメージです。いつも同じ通りを進むのではなくちょっとそっちの通りも行ってみましょうか、ということです。

違う道に進んだら、また新しい選択肢が生まれてくるのでそこでまた考えればいい。こんな小さな変化がルーティンの脱出へと繋がります。しかも、他力ではなく自力で。

新型コロナの厄介なところはジワジワと精神的に追い詰めてくるところです。生活圏、視野、全てを狭めてきます。生き残る術として新しい生活様式への移行があります。オンラインとかテレワークで郊外に移住とか、色々テレビで紹介されていますけど、こんなことができる人は限られています。今いる場所で踏ん張らなければいけない人だってたくさんいるのです。しかも、これが人間に合っているライフスタイルなのでしょうか？四六時中マスクすることに適応することが正しいことなのか？疑問が残ります。

できればマスクなんか外して、みんなで笑い合いたいじゃないですか。目だけ出ていても感情なんかわからないし、みんなギスギスしてくるじゃないですか。

こういう八方塞がりの時に不穏な感情が暴走しないように、コロナに振り回されないようにするために、ルーティンからの脱出が必要だと思うのです。違う角度から物事を見つめるには絶好のチャンスです。いつも同じ道を通り、同じコーヒーとケーキを頼むのではなく、たまにはちょっと大通りを通って個人店のケーキを食べてみたらいいのです。

私はもともとのリピート機能のおかげで意識しなければ同じことを繰り返してしまいます。こういう気分転換の下手くそな人ですから、いつもは選ばない物を選ぶことですごく視野が広くなりました。

いつもと違うものを選んで失敗した、とかそういう事をするから面倒なことが起こった、という方。コツとしては損得は考えない方がいいです。別により良いものを選ぶ必要はないのです。たかだか10ポイントつかないくらいはこの際気にしない。そういう息苦しい縛りから脱出するという小さな試みなのです。他者から何も影響を受けず、自分で違う物を選んでみる。あえて隣の、普段視界から見切れている物を選ぶ発想。現代は情報が山のように溢れています。これからの時代はその膨大な情報の中から正しいものを自分で選んでいかなければなりません。ルーティンから脱出することは自分で選ぶことのトレーニングの一つ。ぜひ一度みなさまもやってみてください(^-^)それではまた🙌

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