心の健康のためにSNSから離れよう

ネットやSNSを中心とした日々のネガティブな情報から逃れたい…と思ったことはありませんか?ネガティブで厳しい、現実に起こった事柄から目を背けて、しょうもないバラエティを観ることが正しいことではありませんが、SNSには知らぬ間に独特のネガティブなループにハマる罠があります。これによって精神的に毎日が毒の沼地と化している場合がありますので、今一度見直してみましょう。

SNSの特徴

テレビや新聞との違い、となるのですがSNSは『自分の見たい情報だけをピックアップして見れる』という特徴があります。そのため、熟考するための情報収集には便利ですが視野が極端に狭くなり考え方が偏る可能性が大きくなってきます。

それは内容がネガティブであればあるほど危険です。嘘か本当かもわからない、そもそも発してる本人がどこの誰かもわからないのにまことしやかに耳に入ってくる情報の数々。今はAI機能もありますから、本人が意図的に望んで見ているニュースに関連した情報は探していなくても、忘れていても画面にズラッと出てきてしまうのです。

色んな側面から見ないと物事の本質って掴めないと思うのです。

SNSは自分がこうであって欲しい!こうあるべきだ!という情報だけを拡大して見ることができるため、誰もがみんな自分が正しく他人が間違っている、という結論に陥ってしまうと思うのです。いわゆる『他罰』というやつです。

テレビや新聞はこれとは違い、自分の知らない情報も自然に流れています。感情的にならず、淡々と情報を得て自分の中で蓄え、整理するにはこちらの媒体の方が有益だと思います。テレビは最近えらく情報が偏っているとは思いますが(^-^; SNSよりは自分の思考とマッチしたものだらけにはならないですね。

一旦離れると落ち着く

SNSによって疲れている事に気づくのは意外と遅いです。常に何かに怒っている場合はかなり毒されていると思います。自分が正しいと知っても、同時に周りが間違っていることに気づくため怒りが湧くのです。これが精神衛生上良いとはとても思えません。

基本的に、誰がどのように物事を考えようが自由のはずです。

毒されている本人も最初はそうだったと思いますが、同じ情報に塗れ、その中にだけいると他が全て間違っていると思ってしまうのです。しかし、平凡な日常の中でフト生身の人間の優しさに触れた時に『あれ?何でこんなにイライラしていたんだろう?』と気づきます。

そう気がついたら、ちょっとSNSから離れるようにしましょう。いつもやっていた事を急にやめるとそれはそれで落ち着かなくなります。でも、SNSに限ってはものの2~3日で『むしろない方が楽』となるから不思議です。

ではやめて何をするか?

今まで高速で情報を得て、内容の処理をし、考えを発信していたSNSをやめて何をするか?読書、瞑想などといつもと違うことをする必要はないと思います。SNSから距離を取るとまず自分がよく見えるようになり、次に周りがよく見えるようになるので、いつも通り生活すればいいと思います。『いつも通り』の中で正した方が良さそうな事を見直しましょう。例えば、掃除や食事。掃除をしていないな、最近と思ったらそちらに取り組み、炭水化物ばかりで良くなかったな、と思ったらまずは最初の一食を自分で作るようにします。

これは結局自分を取り戻す作業になります。

病気で例えると、ウイルス性疾患であればウイルスが完全なる悪であり叩けばいいのであって答えは簡単ですが、生活習慣病はどうでしょう?『本人が今までずっと好きで食べていた物、続けていた習慣が後になって実は体にとっては毒だった!』と、結果として現れるものです。発症してからはこれ以上悪化しないよう、うまく付き合っていかなければならずしかもウイルスと違って己の意思が敵なのです。SNS疲れは生活習慣病みたいなものです。楽しくて、好きでやっていたものに知らぬ間に毒されてしまっては元も子もありません。

ポイントは発症するまで気づきにくいこと。

何故だか無性にイライラする、焦る、一個のことに固執してしまう…そんな時は一旦離れましょう。アプリを見えないページまで移動しておいたり、ニュースを見はするけどコメントをあえてしない、こうして沸騰しつつある頭をクールダウンします。

今のご時世だと、何が正解か?人は答えを知りたがるのです。そうして落ち着きたいのです。今問題になっている新型コロナウイルス、日本にとって感染症は初めての経験です。そしてあまりに毒性の中途半端なウイルスに、どこの国も苦戦しています。

答えが見つからないがゆえに、みんながどこかで評論家と化し誰かを悪者にしようとしてしまう。皮肉なことに、ウイルス自体に『自分だけでは生きていけない』性質があるから尚更、持ってる人に責任が発生してしまうのだと思うのです。

ウイルスが自分で生きていけさえすれば、敵は持ってる人ではなく間違いなくウイルスだったと思います。

ここにも『答えのなさ』が不安を生み、落ち着きを求めて他罰的になる悪循環があります。

SNSがある時代にこんなウイルスの登場です。答えがなくても、人間には良心があります。ピノキオに出てきた妖精の言葉『ピノキオ、良心に従って行動するのです』この言葉を頭の片隅に置いて、今まで発展しかなかったSNSの世界を見直してみたいですね。

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私の心の名言集その①『ピノキオ、良心に従って行動するのです』
今年は折に触れ頭をよぎります。