年齢と季節に合わせた美肌作り
素肌が綺麗だと何が良いかというと、日々のモチベーションが保てること。実年齢よりも若く見えることは当たり前、顔のパーツの美しさと同じくらいの割合で印象を決めるのが肌質です。花粉の時期は皮脂分泌のバランスも崩れ、乾燥も手伝い肌コンディションとしては最悪の季節。この時期をどう乗り越えるか?大きなポイントとなります💪🔥
まずは保つ
花粉の時期のガサガサ肌の原因は花粉が顔に付くこと、鼻をかんだり目を擦ったりマスクをすることで起きる物理的な摩擦、そして荒れた肌を守ろうと皮脂分泌が過剰になるという防御反応によるもの、が挙げられます。花粉症の方は薬を飲むことによる乾きや、炎症反応を起こしている状態なので皮膚も過敏になっている、ということもプラスされますね。お肌は大忙しなのです。
人間の体には『余裕のない時は代謝は後回しになる機能』が搭載されています。
今すぐ対応せずとも、何なら永遠に対応せずとも命に関わりがなければ後回しです。ですからお肌が大忙しの時に大量の美容液を投入してもそれを処理することはできない。何なら美容液に過剰反応してより肌が荒れるという最悪の事態になりかねません。ですから、この時期にできることは『まずは保つ』。新しい何かを追加するのではなくまずはこれ以上落ちないよう調節しましょう。調節するものは今使っている化粧品の一つ一つの使用量です。
乾燥すると並行して起こるのは皮脂分泌過剰です。そのため、ここでさらにオイル系を、しかも顔の縦ライン(もっとも皮脂が多い場所)にいつも通り塗っていると油が多すぎる状態になります。もともと皮脂分泌過剰なのは乾燥が進んでいるからなので、必要なのは保水です。水を入れ込む必要があるのです。
縦ラインに塗るオイルを減らしてもしくは無くして、何ならこの時期は洗顔料も無くします。洗顔料のいらないクレンジング一本にしておきましょう。洗顔料だと縦ラインの皮脂を取るには良いですがフェイスラインや頬の皮脂を取りすぎてしまう恐れがあるのです。
お風呂から上がったり顔洗った後は特にですが、スッピンのままでいないことも大切。皮膚の水分が蒸発するのに合わせて顔に必要な潤いもすごい勢いで持っていってしまいます。スッピンのままドライヤーなんて鬼です、やめましょう。
保水はシンプルにハンドプレスがオススメ。一回入れ込んだら肌がペタペタするまで数回繰り返してください。大事なのは保水、充分保水してからの保湿(乳液)です。
石田ゆり子さんがいつまでもキレイなのは『年齢にあったケアを上手にしてきたこと、それらがキチンと成功していたからではないか?』と言われています。肌は若い頃に必要のない栄養をいっぱい与えて甘やかすと自然に回復する力が弱くなります。その美容液がないとキレイを保てないお肌になってしまいます。お肌の曲がり角を上手に曲がってきた証があのような奇跡の透明感となって現れているのかもしれません。
美肌は補法と瀉法で作られる
この時期のキーワードは『現状維持』。緊急事態宣言延長の上に現状維持とはなんともつまらない、退屈な話です。ただ、ここを上手く切り抜けることが後のアップデートに繋がりますからね、目指すは石田ゆり子さんです。さて、次は美肌を作る上での心得なのですが、東洋医学でいう補法と瀉法が一番わかりやすいかと思います。パック、美容液など特別なケアでお肌をアゲアゲの状態に持っていくものは補法、先程話したようにオイルケアを部分的、少量にとどめ保水に力を入れ、美容液は使わない、どちらかというと引き算していく手法は瀉法にあたります。美肌はこのバランスを絶妙に保っていかなければなりません。
美容家の佐伯チズさんは『お肌は排泄器官、余計なものはいりません』と言っていましたね。そのまんま実行すると四六時中スッピンでいろ、いうことになりますがそうではなく、おそらく高額な化粧品や美容機器は肌には必要ないよということだと思うのです。排泄器官と考えることも頭においておくといいですね。キレイになろうとする力を邪魔しない、瀉法の考え方です☝️
補法というのは実は瀉法をしないと使っても効果が薄い、もしくは出ないものなのです。
水分代謝のお話をする時に例えで『スポンジ』を使うのですが、いくら水を吸い取る能力があっても、目一杯水を含んだスポンジに水は入らない。一回スポンジを絞って水を出す必要があります。瀉法というのはスポンジを絞って再び水を吸い取れる状態にすることを言います。体質改善の分野になると、もともと瀉法するほどのものが無いという方もいます。そういう場合は補うものが最初から必要ですが、首から上のケアにおいては少なからず誰でも、どっちも必要です。
生活にも補法と瀉法を
顔に限定していうとどっちも必要なので、花粉の時期はどこを減らして現状維持を図るかということなのですが、生活全般でも見ていきたいと思います。
せっかく美肌キープを実践していても、日々エアコンの風を浴びていたら意味がありません。エアコンの風は美肌の大敵です。直撃を避ける位置に移動する、消せる時は消す(職場)、マスクをするなどでその環境にいる時間を減らしましょう。それに負けじとスキンケアするのではなく、その時間にいる自分を減らします。暖房の乾燥から薬剤で身を守る術はありません。物理的に持っていく力が強すぎるのです。強いて言えば、オイル系は外部の乾燥から肌を守る効果があります。ヴァセリンはそのいい例で、保湿や保水能力はありませんが外から奪ってくるものに対してガードしてくれます。
しかし、ヴァセリンを顔中に塗ったらテラテラ、ベタベタになりますよね。
顔がこのテラテラ、ベタベタの天ぷら状態で良いのなら暖房の熱風に勝てる可能性があります🔥ただし、熱風に勝てたところでエアコンなどから排出されるハウスダストが油分にくっついて増殖するとニキビが誕生するので注意です。今度は油を好む細菌、カビ菌との戦いが待っています。
環境を変えることはできなくても『今までよりもちょっと減らす』それだけでも充分です。休みの日は暖房のガンガン効いたところにいないようにする、ゆっくり湯船に浸かって水蒸気を浴びるでも良し。何かを足したい気持ちをちょっとだけ抑えることがコツです。
肌のコンディションが悪いと焦ります。何かしなきゃ!と思う気持ちはわかります。ただ、何かを足すのはこの時期を乗り越えてから☝️生活にも瀉法を多めに取り入れましょう。
目安としては、ちょっとくらいのかさつき、赤みは多めにみます。ニキビや吹き出物が出てなければオッケーです。一個たりともニキビ、吹き出物を出さないつもりで取りかかりましょう。花粉がおさまったところでお疲れ様の気持ちで美容液を✨
そういう私も花粉症の一人💦すでに処方された薬『ビラノア』を飲み始めています。ここ数年で出てきた新薬で『効かない』という噂もありますが、副作用もなく私にはこの薬が一番効いています。おそらく『寝る前の空腹時』という服用の条件が使いづらいだけでは?と思います。何より粘膜が乾燥しないのが快適。私もこの季節が一番お肌の緊急事態。一見花粉症にも見えないほど何の変哲もない見た目ですが、ここ数年の地道な調節が功を奏しているんだと思っています。肌荒れで困っている方はぜひ参考になさってくださいね👍
それでは今日はここまで(^-^)/
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赤ちゃんの肌質は別格💦そこは目指さないようにしましょう。年齢、季節に合ったケアが大切です。