本当はとっても怖い糖化の話
体に糖分が過剰になった時に起きる『糖化』という現象。アンチエイジングの界隈では『体が錆びる、劣化する』と言われており知っている方も多いかと思いますが、実際の糖化はそんな優しいものではないよ💦というお話です。
体が錆びるというのは、糖分を砂糖に置き換えて、フライパンで熱した時にカラメルができる状態を例えています。これと同じ状態が体の中で起きるというとイメージしやすいからですね。ただ、実際は体の中でフライパンを直火で熱するような状況にはならないので、糖分がカラメルになり焦げつくことはありません。
私は甘いものが大好きでちょいちょい体調を崩します。疲れると甘いものが食べたくなる、というのは基本中の基本ですが、万年疲れているかといえばそうではありません。
負のループにはまると、疲れてもいないのに食べたくなる、満腹感が得られず常に空腹感がつきまとうという状態になります。これは血糖値スパイクといって、甘いものを摂取した時に血糖値がガン!と上がって疲労感からおさらばできる代償として、それが切れた時、すなわち急激に血糖値が落ちた時により強い渇望感に襲われる現象。
低GI食品というのは、最初に起こる血糖値の急上昇を抑えるため負のループにはまりにくくなりますよということです。ですから、徐々に血糖値が上がっている実感や、本当に効いているかを実感することは難しいので、一度痛い目に遭ってから二度と繰り返さないようにするために取り入れたらいいんじゃないかな🤔と思います。
糖化というのは血糖値スパイクのメカニズムを無視した挙句に起こる自業自得といえます。
私は人生で何回かこの糖化を実際に体験し、あまりの辛さにもう二度と繰り返すまい、と心に誓うもののすぐ忘れて年に一回は苦しむということをやっていますが、40歳を過ぎてリカバリーに時間がかかることに気づきました。ちょっとやそっとの糖質制限、運動では戻らなくなったということです。だからもうこれから本気で取り組む、そういう決意です。
私には結構重症な静脈瘤があります。これが今回の糖化の最終警告のきっかけとなりました。静脈瘤のある人は静脈の逆流防止弁が壊れている状態なのでそもそも老廃物や過剰な水分を捌けさせることが苦手です。糖分過剰になると血液に粘り気が出るためまず心臓が頑張ることになりますが、静脈は戻りのため心臓の力を借りずに筋肉の力で押し戻さなければなりません。そもそも弁が壊れていると逆流するため戻りが遅れます。粘り気のある血液を押し戻すことはより一層パワーが必要になり、回収が遅れると渋滞した血液から水が滲み出るため足は浮腫み、浮腫むことでそこを通る神経や血管が圧迫され足の栄養状態はどんどん悪くなっていきます。
以前はここでマッサージを投下すると嘘のように回復し、以後気をつけよう💦と思うところですが、40を過ぎたら一回のマッサージごときでは完全回復しないのです。これには驚きました。マッサージしようが軽く運動しようが足が痛い。もしかしてずっとこのまま…⁈と危険を察知した私は、早速格闘技の練習回数を増やし、糖質コントロール開始です。
糖質コントロールは糖分の摂取を控えれば良いだけなのですが、負のループから抜けても血糖値スパイクが若干残っているため、渇望感との辛い戦いが待っています。
禁断症状というのはこういうことを言うんだな、という感じ。ただここを乗り越えなければ足は治らない⚡️心を鬼にして耐えるのです。
静脈瘤があるので私は即足に影響が出ますが、ない方はもうちょっと無症状のまま耐えられると思います。その場合、糖化によって水分が回収されるので全身の皮膚の乾燥、カロリーオーバーによる脂肪の蓄積、汗の質が悪くなることによる皮膚炎、と個人差がありながらも自覚症状が現れてくるでしょう。
どこまで耐えられるかはまさに個人差がありますが、早く気づいて生活を改善していく方が大事に至らないかと思います。薬で症状の一時凌ぎをしても、糖分過剰摂取が止まらない限りどこかで限界がやってきます。内臓は筋骨系と違い、ギリギリまで代償し耐える傾向にあります。筋骨系のように限界超えたら速攻折れる、ちぎれるならわかりやすいですが、内臓はちょっとやそっとの負荷では壊れず、色々な部分が補いながらバランスを取ろうとするのです。ですが限界を超えたらもうやり直しはきかない。生活習慣病が治らないのはこういう理由です。
壊れた内臓は戻らない。血管も神経もそう。何事もなかったように回復することはありません。だから大切に使わなければならないのです。
ちなみに、アンチエイジングと糖化が結びつけられるのは、皮膚の乾燥、皮膚の栄養低下によってくすみ、老け顔になることが一因かと思います☝️そもそも、顔のコンディションや代謝、美に直結するものというのは生命維持に比べたら大切ではない。体は生命維持に全力を尽くすようできていますので、キレイな髪、爪、顔などをキープすることなんぞヨユーで後回しになります。皮膚症状や私のように弱点である体の部分に変化があったら、それは体が大変なことになっているシルシ。身に覚えのあることから順に取り除いていきましょう。
ちなみに糖質コントロールが上手くいくと憑きものが取れたように体が楽になります♫肌は弾力を取り戻し、頭もクリアに。今ようやくその状態辿りつきました。私の場合、クッキーやチョコレート、ケーキといったコーヒーのお供が原因です。それに加え今回はグラノーラを食べ過ぎたことが引き金を引いた形。負のループにはまっていると、この渇望感は栄養が足りないのか?と勘違いしてチョコレート、クッキーの代償になるもの(自分にとって都合の良いもの)に意識が向くのです。もう自分に負けすぎですよね🌀
私は格闘技をやっているため、練習相手に『重いw』と言われることもポイントです。自分に負けている時はそういったネガティブコメントをスルーしがち。ただ、ここが最後の砦なのです。自分の体の声、友達の声を無視した結果残るものは、酷いビジュアルになった自分と病気の自分です。これが最後のチャンス!と思って生活習慣の見直し、始めたいですね🔥
それではまた(^-^)/
これぞまさに自己管理能力の問われるところ!