良い気が流れる場所

何となくホッとする場所には良い気が流れている

風水で間取りをみた時に、日本は土地が狭すぎてなかなか理想通りにいきません。どう頑張っても良くない場所に台所やトイレを配置せざるを得ない場合が多々あります。そういう時は間取りではなく大きく方角をとらえて考えるとよいそうです。

東西南北の中でも鬼門と呼ばれる鬼(邪気)の通り道に鬼門除けを置いたり、その方角をクリーンにしておくとか色や小物を使って対応できます。

私が以前勤めていた接骨院は看板を外のちょっと離れた場所に置いていました。私は何となくこの看板が好きではありませんでした。何故だかわからないけど、コレない方が良くない?と思っていました。

ある時突風で看板が倒れて壊れてしまったので撤去することに。

撤去した途端、患者さんの数が増えたのです。私は看板があまり好きではないことを院長先生に以前から伝えていたのですが、のちに置いていた場所は鬼門だったと教えてもらいました。単なる偶然かもしれませんが、こういうことって意外と多いんです。

鬼門避けをバッチリやっておけば稼げる、というのではなく『気の通りを良くしておくことが大切』なんです。

陰陽五行でいう五臓六腑の六腑は実質臓器ではなく消化器や胃、小腸など中が空洞の臓器です。六腑は一本の管ですから常に滞りなく、流れを良くしておくことが大切。ここが詰まると対になっている五臓に影響が出るのです。これが表裏一体の関係です。

流れを良くしておけば五臓が常にエネルギー満タンで無敵かといえばそういうことではなく、常にこの世は陰陽の繰り返しの中にいます。良い時もあれば悪い時もあり、台風の後に空気が澄んでキレイになるように、陽が極まれば陰がやってくるようにできています。

中庸というのは、こういった陰陽の移り変わりの中でも常に『平』を保っていられるようにコントロールすることいい、それが東洋医学でいう心身の健康です。

鬼門や邪気を避けることで突然お金持ちになったり運気が向上するわけではありませんが、移りゆく気の波を上手くいなせるように『日常的に流れを良くしておく』というケアが大切なのです。

私が心がけているのはお香とお塩の浄化法。

トイレと玄関は定期的にお香を焚きます。花粉症のシーズンは煙でくしゃみを誘発してしまうのでお休みしますが、一週間に一度お香を焚いてお塩を変えます。それプラス、換気と掃除ですね。

あとは大前提ですが、主がキチンとこの場所を気に入っているということ。いいなぁ、落ち着くなぁ、と感じているか?これも大切です。塩やお香をしなければ曇る、汚れる場所であってはいけません。

私は、邪気は人間が作り出しているものだとも思っています。動物はきっとそんなもの持っていない。人間が作り出すから人間が処理をする、当たり前のことかもしれません。

負のエネルギーやオーラって、人間の欲深さや言霊が生み出していると思います。

良い言葉を発信していてもそれが自分の欲を満たすもののためだったり、他人を利用して自分の利益にしようと考えていると、その場所の気は汚れていくのだと思います。

だから私はちょっとくらい病気になったり、不満が溜まって愚痴っぽくなったり、運が悪いことが続いても、それ自体いけないことではないと考えています。そんなことくらい生きていれば誰にでも起こりうるわけで、邪気はもうちょっと奥深くにある。

職場、駅などの人混みとか、なんなら神社とか、人と想いが集まりがちな場所に行った後はきっと影響を受けやすくなってますから、お塩やお香などの浄化を積極的にやってあげると良いですね。