汗腺を鍛えよう🔥
今回は汗腺のお話です☺︎委託先のサロンで知り合うほか、今時の20代女子と知り合う機会など少ないのでとても貴重な存在です。
お客様の中にも20代はおりますが、お客様であろうとスタッフであろうと今の20代女子は冷え性が多すぎです。それと並行してまず汗をかきません。冷えてるから汗をかかないのか、汗をかかないから冷えてるのかわかりませんが、どちらかにしてもとても調子が悪そうです。特に顕著なのが肌荒れ。汗をかかない人で肌がキレイという人を私は見たことがありません。
サロン内という一緒の条件の下にいると違いがよくわかるのですが、彼女達は施術後でも大した汗をかいていない。暑いとは言っているけど、少しも汗を流していないのです。それから、エアコンの設定温度がとても低い。先日、なんだか寒いな…と思って見てみたら25度になっており驚きました。聞くと家ではいつも25度の中にいると言うのです。
何故、寒いと思わないのか?何故、汗をかかないのか?汗というのは毛穴の汚れを押し出してくれる天然の毛穴洗浄です。出ないということは毛穴は汚れで詰まっていますから肌は荒れて当然です。それから、汗によって体温の調整は行われるので、施術で汗をかくということは施術という運動により体温が上がったので、それを下げようという生理現象なのです。
私も20代のスタッフも条件は同じですから体温は上がっているはず。それでも汗が出ていない、ということは汗腺が退化していると考えられます。
汗腺の多い少ないは個人差があると思いますが、そもそも汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の二種類があります。エクリン腺は全身のほとんどに分布し、主に体温調節のために汗を出す汗腺。一方、アポクリン腺はカラダの限られた部分にあり、特に脇の下に多く分布しています。脇汗だけやたらかく人というのはアポクリン腺だけが活発に活動しています。活動すれどもそれだけでは体温を下げたり毛穴がキレイになることはなく、同じ汗でも汗腺の役割が違うということです。
私達が鍛えるべきはエクリン腺です🔥
こちらの汗は無臭でサラサラした水のような汗です。かいても不快な感じがしない、岩盤浴などで滝のように流れる汗のイメージです。人間の体の機能は使わなければ退化します。平気でサボり、やがて働くのをやめてしまう。だから鍛えないといけないのです。
鍛えるというのは自分に厳しい人、ストイックな人がやる行為だと思ったら大間違い。全ての機能は使わなければ退化するわけですから、ストイックであろうとなかろうと、みんな鍛えるべきなのです。
退化しつつある汗腺を呼び戻すのは簡単ではないと思います。週一で半身浴始めました🌻程度では難しいかと思います。
何をしたかではなく、汗が出たか?に重きを置きましょう。
まず、半身浴では大した汗は出ません。40度のぬるま湯に浸かり、上半身が出ている状態では汗は出ません。これは交代浴と言って自律神経を整えるためのマイルドな療法です。実際、自律神経が整ったかどうかは目に見えてわかりませんが、比較的高齢者や体が弱い方がやっても問題ないトレーニング法です。
鍛えるということは一定の負荷を体にかけることですから、この半身浴ではなく、汗をかくためにぜひ肩までしっかり温まり、そこそこの温度の湯船に浸かりましょう。そこそこの温度は自分で考えて決めます。のぼせない程度に設定してください。
浸かってみて、辛くなければ入っていればいい、辛くなったら一回出て体を冷まします。実際、辛くなって外に出て、また入る、というのが正しいトレーニングになります。いつまでも汗もかかずに浸かっていられるなら設定温度が低すぎるということなので、少し上げてトライしてみてください。体が芯から冷えている人はそう簡単には汗は出ません。まず少しでも汗をかくことが最初のハードルです。一週間に何度でも湯船を沸かして入るようにします。観察していると、うっすらでも汗をかける時、かけない時がわかってきます。そういう気づきも重要です。
お風呂で滝汗トレーニングと合わせて、こちらは宣伝みたいになってしまいますが本当ですからぜひ試してみて欲しいです。『オイルマッサージを受けてからお風呂で温まる』です。セルフマッサージではなく、サロンに行って一回ちゃんと施術を受けるということです。血行不良をまず治してから滝汗トレーニングを行うという。これは実際私もやってみました🙌汗の出る早さが違いました。湯船にちょっと浸かっただけでバーッと出てきて気持ちがいいくらいです。調子が悪いとなかなか出てこないですからね。
そもそもオイルマッサージ自体、血行を良くする効果があります。足先から必ず行うのは求心性と言って心臓へ押し戻す作用です。そういう原理で行うマッサージなので、プラス温めとなると自ずと汗は出やすくなるのです。一応、マッサージの直後ではなく1時間ほど空けてお風呂に入るようにしましょう。体への負担が大きすぎると入浴中にのぼせたり、急に血圧が上がると危険です。
代謝アップ、自律神経の調節、と言った言葉はボディケア界隈でよく聞きますが、それらが本当に行われているか?実際は、確認する術も証拠もございませんm(._.)m
そう言った耳障りのいいワードからちょっと現実に戻り、シンプルに滝汗をかこうじゃありませんか。ちょっとしたニキビ痕や、傷痕、シミなんかは滝汗を定期的にかいているうちに消えることも多いです。イコール代謝が良いということ☝️私は格闘技をやっていますが、練習で大汗かいている男性陣はエステのお姉さんたちより美肌です。男性は肌がもともと強めですけど、それにしてもキレイですよ(笑)我々がいくら美容液やクリームに費やしていると思っているのか…悔しくなるほど美肌です。
ちょうど今、コロナの被害が悪化の一途を辿り身動きができませんから、これを機にぜひ自分のために汗腺のトレーニング、してあげてください。それではまた(^-^)/
更年期障害の対策にも『ひたすら汗をかく』というのは重要なポイントと言われています。