アウターとインナーどっちが大切?

アウターとインナー、ユニクロではアウターよりもインナーが優れているとつくづく思います。ユニクロのアウターは総じて首がキツいのです。

…という、ユニクロの話ではなく。今日はアウターマッスル、インナーマッスルという筋肉のお話です。

ご存知の通り、重いものを持ち上げたり、大きな動きをする時に使う筋肉をアウターと呼び、動きの初動や姿勢を保つためなど、小さな動きの時に使う筋肉をインナーといいます。

ここ何年か、テレビでもボディケアの世界でもインナーの重要性を解いています。

何か不具合があった時にインナーが弱い、ということになるのですが、私がここで言いたいのは『アウターあってこそのインナー』とも言えると思うのです。

私がアウターの付きやすい体質であるからか、軽視されやすいアウターは実は重要であると申し上げたいのです。

接骨院の時のエピソードですが、患者さんが来られて荷物をカゴに入れた際に私がベッド越しに片手でカゴを受け取ったことに驚愕されたことがあります。

ベッド越しなので足は揃っていますし、軽くお辞儀をした体勢。そこで片腕を伸ばして重い物を持ち上げるなど、ギックリ腰でお越しになった患者さんは恐怖で震えてしまいます。

私はちなみに腰痛持ちではありません。日夜中腰の体勢でも腰が痛いことはないのです。これは単にラッキーなのではなく『腕の力が強い』からなのです。腕の筋肉だけでこれしきの荷物を持ち上げられるので腰にこない。

つまりアウターマッスルがしっかり付いているからなのです。

アウターマッスルは大きい筋肉ですから、見た目にも腕がしっかりしているように見えます。細身の方はこの筋肉が少ないために、インナーがアウターの役目も兼ねてしまっているのです。正社員だからといって現場の担当者に事務もやらせていたら疲弊してしまうのと一緒で、筋肉だからといって慣れない作業をやらせると壊れてしまうということ。

マッサージをしていて思うのは、強刺激を欲する患者及びお客様は細身の方が多いです。カカシのように細い方が私に全体重をかけていいと言ってくるので、骨折の心配しかありません。

そして細身の方の凝り方はそれはもう岩。どうしたらお肉がここまで固くなるのかと不思議なくらいです。アウターマッスルがしっかり付いている方はこんな岩のように固くならないのです。それでも時代はインナーの方が大切であるかのような傾向なので、こういう方でも『インナーが弱いのかな…』とおっしゃいます。

追求していけばそっちもあるかもしれませんが、ざっくりと全体を診断するならば『アウターをつけた方がいい』ということになります。つまりは筋トレです。

私は男性並みに腕の力が強く肩は女性特有の柔らかさがあるので、こういう状態は実はキング・オブ・ベストです。こうなっているのは職業の影響もあります。マッサージは腕に体重をかけて行っているので筋肉にとってはアイソメトリック(等尺性収縮)という種類の運動となっています。

アイソメトリックとは、筋肉が長さを変えずに力を発揮している状態。腕相撲で互角の状態の時のイメージです。止まったまま力を発揮しているということですね。

アイソメトリックは怪我をしないのでリハビリにも有効なのです。筋トレにも種類があって、色々な角度からアプローチを加えて鍛えた方が良いのです。マッサージ中の私はお客様の上で腕立ての状態をずっとキープしているようなもの。なかなかこれをトレーニングジムでやる機会はないと思いますから、自主的に狙って取り入れてみると良いかと思います。

ちなみに、格闘技ジムの補強と呼ばれる厳しい訓練(練習)で、3分間逆立ちというのがありましたが体重が重いはずの私が一番逆立ちをキープできました。アイソメトリックが得意な腕、と言えます。このアイソメトリックでつけた力は意外と肩のトラブルに強いですから、マッサージ師をやってて良かったなぁ!と思う瞬間でした。

ちなみに筋肉には赤筋、白筋という種類もあって瞬発的に大きな力を発揮する時に活動するのを白筋、脂肪を燃焼し小さな力を持続的に発揮する時に活動する筋肉を赤筋と言います。

お刺身を見ていただくとわかりますが赤身の魚と白身の魚がいるように、本当に色がついているのです。人間もどちらが多いタイプか分かれるそうですが、検査は難しいらしいです。

食生活でもどちらの筋肉を育てたいか、コントロールできますから合わせてやってみると面白いですね!ちなみに私はモロ無酸素運動向きの白身魚だと思っています。マラソンなどが全然できませんからね(^-^;

アウターありきのインナーであると同時に、全部バランスよく必要なわけです。色んな動きを取り入れる事が現代人にとって一番いい薬になると思います。何故なら…有名な名言です。筋肉は裏切らない!今日はこの辺で♫

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