果樹園農家さんと鍼灸マッサージ師

神奈川県足柄にある果樹園農家『中津川農園』さんへお話を聞きに行ってきました🙌何のお話かといえば『果実を使って精油を採ることができるよ』という情報交換をしに。

中津川農園さんの果実は、温州みかん、青島みかん、ネーブル、鬼柚子、ぎんなん、栗、柿、季節によって採れる果実はもっとあります。

私も実際、みかんの収穫体験をチャレンジ🍊

ヘタが尖っていると他のみかんを傷つけてしまうため、二度切りでヘタを平らに切ります。大きさはSサイズが手頃。販売用でも人気サイズらしく私が収穫したものはデカすぎました。

大きいみかんってあまり甘くない印象ですが、ほとんど丸飲みに近いくらいワイルドに食べる私からしたら大きければそれはそれでお腹が満たされる。ちなみに今年はみかんの甘みがとても強くて、サイズが大きくてもしっかり甘くて美味しかったです。

売りに出せないみかんの行方

採ったみかんの中には売り物出せないものもそこそこあり、それはジュースを作っている農家さんに買取ってもらっているのだそうです☝️

実は和精油も、この廃棄する果実から採ることができます。近年、精油に使用する樹木や花、果実は乱獲が進み、希少種が増えている状態です。

海外の広大な土地で大規模な伐採を繰り返した挙句、遂に無くなってきてしまったんです。

ボディケアでしばしば問題に思うのは『その素材はどこからどうやって手に入れたものなのか?』ということ。

人間の体に良いものだからといって、美と健康のためだけに犠牲になる動植物があってはならない、と私は考えています。

その一例がエミューオイル。

一時期話題になったエミューという鳥から採取したオイルが、人間の体にとても良い効果があるとされました。エミューという動物自体あまり知られていませんが、とても大人しい大きな鳥さんです。

問題となったのは、このオイルが残酷な方法で採取されていたということ。しかも、一羽のエミューから採れるオイルは僅かということでブームは一気に廃れていきました。

和精油は日本固有種のスギ、ヒノキ、柚子などの廃棄する部分を使って抽出します。儲けのためだけに伐採するのではありません。

林業と農業の危機

ほかにも、日本の林業、果樹園農家さんに取材してみると、みんな疲弊しています。

農薬や機材、燃料費を差し引くと売上げが上がらず赤字だと。その赤字を埋めるべく、必死で販路を探しているけど💦日々の努力や苦労に見合う儲けが出せるわけもなく。農園を支えるために平日は会社員として働いていたり、苦労は尽きないのだそうです。

私も似たような境遇だなぁ…と思いました。

鍼灸マッサージ師も、真面目にやればやるほど儲けは出ません。だからすぐ怪しい療法に手を出します。セミナーやスクールビジネスに勤しみます。

今回、中津川農園さんへお話を聞きに行った際、私は農家さんをどうしたいのか?途中目的がわからなくなりました💦

農家さんが出費して蒸留所で精油作り、それを売る、そういうビジネスの話をし来たのか?蒸留所を一緒に作ろう、という共同制作の話を持ち掛けに来たのか?精油を販売レベルで制作するには費用がかかるし、成分の実験や、そもそも販売できるほどの量を収穫できるのか?問題が山積みです。

どっちでもないんだよなぁ、と思いながら、今回とても熱心に『ぜひ農園に来て欲しい』とお誘いくださった奥様と話しているうちにクリアなったんです☺︎

こちらの果樹園の奥様はハーブや精油がとても好きで、もしその分野に関われるなら協力したいと仰ってくれました。

それならまず、芳香蒸留水を自作してみよう!という話になったのです✨

果実の提供と引き換えに、私はオイルマッサージを提供。お互い精油やボディケアの効果を体感して深めていく。共生って、足りないところを補い合い生きていくことだと思うんです✨

そんな芳香蒸留水作りの報告と中津川農園さんの話は進捗あり次第上げていきますのでお楽しみにしてくださいね!

とても優しく親切な人柄のご夫妻が営む果樹園🍎HPはこちらから→https://aifarmblog.com/