人生100年時代を望まない

『人生100年時代』という言葉。

医療が進歩して100年くらい生きられるようになったのは薄々感じていましたが、調べてみたら厚生労働省が掲げている政策なんですね。

ホームページでは、医療で健康を支えてギリまで働けるようにし、あとは少子高齢化をなんとかするという内容でした。まぁ、なんでも良いんですけど

100歳まで生きるってしんどすぎる…!

これが私の感想です。私は現在44歳ですのであと56年ありますね、何も起こらなければ。と、いうことはまだ半分にも達していない。6年後、やっと人生の半分に到達する。いやー💦もう、いいなぁという感じ。

国が掲げる政策だと、最後はどうやってフィナーレを迎えるのがベストということになるのでしょうか?まさか99歳まで働けると思っているのではあるまいな。

人間はロボットではないし、ロボットだって100年はもたない。働けるのって65歳がギリギリではないですかね…。政治家の80歳の先生方は働いていないから除外するとして。

私の仕事は体力勝負なので65歳限界説ですよ。

それ以降は鍼なら打てるかもしれない、という感じで、オイルマッサージ120分とかできるわけないです。と、なると65以降働かずして稼ぐ仕組みを今から構築するか、2000万以上の貯金が必要になるんですけど、どこの世界に今から2000万以上稼ぐ鍼灸マッサージ師がいるのか、と思います。店が潰れていないだけ奇跡だというのに。

それに、現役を退いてからの45年が長すぎる。お金があっても体は確実に老いているし、私は薬で調子悪くなることが多いから、そんなにバンバン色んな種類を服用することなどできません。しかも、そのくらいの年齢になってやりたいことなどありません。旅行に行くなら今行きたいです。

私のプランでは『59歳で幕を降ろしたい』そう思っているのです。最長で59歳がいいなぁ✨もう既に夢は全部叶ったんです。仕事もやり尽くして、運良く開業までできて、やろうと思ったことは44歳で全て達成できたんです。

お店の売り上げとか、そういうのは置いておいて、まさに『我が生涯に一片の悔いなし』というラオウ状態です。

こういう話は不謹慎なのでしょうが、別にみんな、日本人を絶やさないようにするために生まれてきたわけではないし、そういうつもりで子供を産んでいるわけではないと思うんですよ🤔政治でいう少子高齢化は日本という国全体の話であって、生き物としてはあまり関係ない。

先日、林修の初耳学に出ていたイェール大学の助教授の成田悠輔さんが面白いことを言っていました。

『少子高齢化は大した問題ではない。日本人が絶滅するという話だって、地球の長い歴史から見たら大したことではないんですよ』と言って淡々とその説明をしていました。公共の場で言うと『えぇっ⁈』てなる過激発言なのでしょうけど、今の若い人って既にうっすら『もう良くない?それで…』と思ってる気がします。

おそらく私の世代あたりから、もうあんまりグングン伸びていこうって思っていない。

現実は厳しすぎるし、もう色々出尽くしている。環境破壊も続いているし、権力を握るのはお金持ちのお爺さんだらけ。いかに小さな幸せを守っていくのか、それだけでいっぱいいっぱいです。

ペットを飼っている人はよくわかると思うのですが、生き物っていずれ死んでしまう。どんなに可愛いくても、悪いことをしていなくても、彼らは人間よりも早々に幕を降ろしてしまいます。病気になっても薬も注射も医者も拒み、最後は必ず安心できる所でお迎えを待ちます。

野生動物なんかもっと過酷で、生まれて数時間後には立って歩かねば敵に食べられてしまう。

それを親が守るわけでも、誰かが助けるわけでもなく、誰かを責めるわけでもない、運命として受け入れるしかないんですね。だから、人間だけが確実に100年生きることを約束されているのはおかしな話です。遅かれ早かれ亡くなる、それが生き物なのですから。

だから、生きてる間をもっと大切にすべき。生きている、未来のある人のために役に立つことをしていきたいですね。

私のように44歳くらいでもう満足、と思えることはある意味幸せなのかもしれません。

心臓の寿命は機能的には50年。それ以上生きていられるのは医療、食生活などの進歩です。