イチゴ鼻の解消法
今日は手強いイチゴ鼻の解消法です。
イチゴ鼻はどうしてできるのか?鼻の毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒ずむからです。エステではスクライバー洗浄という、超音波と水で乳化させ、毛穴の汚れを吹き飛ばすアイテムがあります。これは、メガネの洗浄器と原理は同じ。メガネの洗浄器は水を張ったコップにメガネを入れ、所定の位置に置いてスイッチを入れるとコップの水の中に超音波が発生し、ちょうど鼻にあたる部分の細かい皮脂の汚れを見事に取り除いてくれる優れたマシーンです。他にも、ツルと本体部分の境目のネジについた皮脂など拭き取れないくらい細かいところの汚れもキレイに取り除いてくれます。
この機械にかかっている最中のメガネを見るのはとても楽しいです。
スキマというスキマから面白いほど汚れが出てくるのが見えるからです。そして終わった後はピカピカに。面白いからと言って、あまり長時間やっていると微振動によりネジが緩むのでご注意を。
これと同じ原理でスクライバー洗浄は行います。ただ、私の経験ではスクライバーではイチゴ鼻の汚れは落ちません。この機械だと、目頭の下部分や小鼻の横、顎の『角質系』はよく取れますがイチゴ鼻の『角栓系』は上から削っても取れません。
美容整形でも鼻は他と異なるパーツだといいます。どこよりも異物に反応しやすいのだそうで、プロテーゼがうまくフィットしないがためにどうしても鼻だけ納得がいかず何度も手術することになり、結果鼻の形がなくなってしまうのです。そのくらい、ちょっと独特の部位。確かに鼻だけ脂が多すぎですし、肌の感じも別物ですよね。
この、独特な部分の毛穴の汚れをどうやって取るかというと、自分の汗です。
大汗をかき、毛穴の下から押し出すことでイチゴ鼻はキレイになります。鼻だけ汗をかこうとしても無理なので、お風呂や運動で滝のような汗をかくのが一番。そもそも、毛穴を洗浄するなら汗で押し出した方がダントツに効果があります。古い角質ならスクラブなどで削ればいいのですが、毛穴の汚れには深さがあります。それを表面だけ削っても、あまり効果がありません。さらに、シミや傷跡ですら繰り返し大量に汗をかくことで消えていくことがあります。汗を流すこと自体が新陳代謝ということであり、古いものを新しいものに変えていく力があるのです。
鼻の角栓を絞る、という方法もありますがこれはあまりオススメしません。繰り返し刺激することでシミができてしまいます。また、鼻パックは毛穴以外の皮膚部分も剥がしてしまうのでこれも色素沈着の原因になります。
シミになったら汗をかいて消す方向でいくのもいいかもしれませんが、若干荒療治なのとどのくらいで消えるかという保障がありません。鍼灸治療でも見られますが、逆に壊して治すという方法もあるといえばあります。ただそれには痛みが伴うので、鼻にはくれぐれも低刺激で優しくしてあげた方がよさそうです。
何せ、顔の真ん中にあるから目立つのです。
しかし、代謝は侮れません。私はお灸でふくらはぎを大火傷し、これは消えまいと諦めていた傷がありましたが数年かけて消えていきました。薬を塗るなど特に消す努力はしていないし、30を超えていたので多分無理だと思っていましたが、おそらく格闘技で毎週大量に汗をかいていたことが良かったのだと思います。他にも、35を超えてからの一年間悩まされたニキビ。これも全部潰してしまいましたが、今本当にそんな時期があったのか?と思うほど、何も残っていません。
1日やそこら大汗かいて治るものではありませんが、習慣づけてみてください。汗をかくのが美肌の一番近道です。