悩みを解決するための『ブレインストーミング』という方法
これ、私がホテルの音響照明会社に就職していた時のビジネスマナー研修で学んだ手法です。会社でのミーティングがもっと有意義になるために、というテーマだったと思います。
20年ほど前ですから、ちょっと無意味な長〜いミーティングとか当たり前だったんです。ただ一方的に上司の話を聞かされるような🤔
ミーティングが面白くなるような画期的な方法があるならば、下っ端の私ではなく、ぜひ上司に教えてやって欲しい…とも思いましたが、何はともあれ、今でもとても役に立っているお悩み解決法の一つなので紹介したいと思います。
私ほどの使い手になると『一人ブレインストーミング』もできてしまいますが、とりあえず2名以上いるテイでいきましょう。
そもそも『悩む』って無駄なことじゃないんです。
哲学本だったかな『考えて考えて考えた挙句、考えることをやめる』というのが心のバランス保つのにとても良いそうです。考えることは絶対に必要、でも考えすぎは良くないよ、ということ。結論のでないことも世の中にはいっぱいあります。
ブレインストーミングとこの禅問答みたいな教えで、私は難局を乗り越えてきました。
さて、ブレインストーミングはどうやるのかというと最初に『出た意見について否定も肯定もしない』という鉄の掟があります。ですから、出す方も自分の中で温める必要はありません。自分の中で考察した挙句の珠玉の一案ではなく、これなんかどうだろう?と思うもの全て出し切るのです。
予算的に無理、とかもいりません。思いつくままに、出なくなるまで案を出しまくる。
もうないかな、というところで出た案についてまとめていく。これ、すごく良いですよ✨会議で意見が出ないのは、頭から否定する輩(主に上司)がいるからです。どうせ聞いてもらえない意見を誰がわざわざ言いますか?っていう。だから、部下はひたすら時間が経つのを待っている。上司が自分で出した案に自分でオッケーを出すまで耐えるのです🌀
私はブレインストーミングを日常で自分の脳内で展開します。
一時期、ブレインストーミングよりもディベートが必要か?と思ったこともありました。ディベートはお互いの意見についてメリット、デメリットを展開するちょっとした戦いです。ひろゆきさんが深夜番組でやっていますよね。
これも必要だと思いますが、世の中には良い悪いがハッキリしないことも多いのです。それが個人の悩みならなおさら。誰かにぶった斬られることを望んでいない、今ここでできるベストを模索したい時ってあります。
そういう時に、自分の中の悪魔と天使を戦わせる必要ないんです。無駄ですし、そんな乱暴なことしたら後々後悔します。
ディベートは自分の意見を推す訓練に良いかもしれないけど、物事の背景を考えたらそこまでベストな回答は得られません。ゴリ押しもできてしまいます。
ブレインストーミングは良い悪いはどうでもいい。
最初はどこか可も不可もない無難な発想しか思い浮かばないかもしれませんが、それも否定されなければ尽きてきます。尽きてきたらそこで新たに違う角度の発想が生まれてきます。それが大事なんです。
そして、色んな考えで思いを巡らせてみて、それでも時間が経つのを待つしかない場合があります。そう思ったら考えることをやめます。ブレインストーミング後は考えることをやめることが簡単にできるようになります。
『これは非現実的だ』とか『こんなこと考えてはいけない』と思うから、ずっと悩みがこびりついて離れないのです。
一回、書くなり言うなりして吐き出す作業、これがとても大事なんです。
私も施術に関してお客さんのご意見、ご感想をメチャクチャ聞きます。聞きまくるから言いやすいのかもしれない。私がオイルマッサージを勧めても『自分は鍼治療が一番好きだ』と言って鍼治療を希望する方もいます。それなら私は鍼治療をします。
セオリーではオイルマッサージだけど、体の持ち主である本人が『鍼治療がいい』と言ってるなら私が鍼治療で治す技術を駆使すれば良い。そこを否定する資格は私にはありません。
ボディケアの一切を託せるような、教祖のようなセラピストになってしまえば、私はラクなんですけど💦お客さんが自分の中に答えを見つけたり、自力で回復することはできなくなってしまいます。
ブレインストーミングは、元はミーティングで参加者からよりたくさんの意見を出すための手法です。でも、日常生活で悩みを抱えた時、自分一人の時でも応用できるので、ぜひメンタルコントロールのトレーニングとして活用してみてくださいね!