Q:どのくらいの頻度で通えばいいでしょうか?

A:既往歴があれば定期的(月に1回程度)、なければ自覚症状がある時に

よく聞かれるのですが『定期的に通った方が体に良いか?』という質問。マッサージ界隈は『疲れが溜まる前に』とか『予防に』といって定期的に通うよう勧めることが多いです。

でも、私は個人的に鍼灸マッサージによる疾患の予防効果はないと思っているので、あくまで本人の自覚症状によるとご案内しています。痛みがあるにも関わらず自然治癒を待っていると、さすがに回復に時間がかかってしまいますが、ただ、痛くもないのに揉みほぐしたところで肩凝り、腰痛が防げるかといったらそんな事はござんせん、と思うのです。

ワクチンの効果とちょっと似ているのですが、そもそも打たずともその病気に罹らないこともあります。打ったから罹っていないのか、打たなかったから罹ったのか、証明する術はありません。鍼灸マッサージも、毎週通って揉みほぐせばギックリ腰に二度とかからないかどうかは証明できません。

ただし、ケアしなかったことで悪化したり重症化することはあります⚠️

リカバリーとして鍼灸マッサージを取り入れる

既往歴と呼ぶのですが、過去に脊柱管狭窄症などで腰の手術をした場合、そこは元の健康な状態に戻ったわけではありません。年齢にもよりますが、修復した、という表現の方が合っているかと思います。若ければほぼ何もなかったかの如く回復することはありますが、40代以降は厳しいと思います。

だから、以前のような使い方をすれば必ず悪化します。一度壊れているんだし、弱くなっているのだから使い方を工夫しないとまた壊れます。

もたせる為には、鍼灸マッサージによるケアと運動療法が必要になります。

運動療法とかリハビリというと、誰かに施してもらうイメージですが💦こんなのは日常生活で充分補えます。日常生活の全てがリハビリ。たった20分電気かけてイッチニサンシと足だけを動かすよりも、普通に仕事して生活する方がよっぽどリハビリになります。

そして疲れたなぁ、痛いなぁ、このままではマズイ💦と感じた時に鍼灸マッサージでケアをする。そうやって利用していただけたらと思います。

ご自身の体の声を聞く

自覚症状があるということは『自分の状態がわかっている』ということ。『これではマズイ』というぼんやりとした感覚でも良いんです。マズイかどうかもわからない時に定期的に通うと、施術者の言うがまま、なすがままになってしまいます。

まずは『体の持ち主である患者さんの意思』が大切☝️

鍼が好きな人には鍼で、オイルマッサージが好きならオイルで治す。同じ腰痛でも受ける側の得手不得手で治す、しろたえはそんなテーマでやっています。自分の体は自分でプロデュースしてもらいたいし、持ち主は患者さん自身。自分が一番よくわかっているはずなんです。

自分に合ったボディケアと頻度。これを自分のライフスタイルに組み込んでいくことで末永く走り続けることができます☺︎年齢とともに気になってくるボディケア。不調はあるけどどこへ行ったらいいかわからない方、ぜひ一度いらしてください。

しろたえは魔法のような療法を使いません。全て昔から伝わるシンプルな療法です。ここを基本に通いやすい場所を探すも良し、辛くなったら相談に来るも良し👍上手に活用していただけたら幸いです。