寒冷蕁麻疹の克服
これをやればみんなが治るわけではありませんが、昔私は冷たい水、風を浴びた時に首から上に蕁麻疹が出ていました。寒冷蕁麻疹というやつです。冬、風が冷たくなってくるとあの時の事を思い出し、今でもその時発見した習慣を続けています。意外な方法で克服できたのでご紹介したいと思います。
私が発症したのは20歳くらいの時で、冬にバイクを乗っていました。駅から家まで400mくらいをバイトのために往復。マフラーを巻き半帽タイプのヘルメットを被っていました。
そんなに特別寒かったわけではないのですが、何故だかある日、帰ってくるなり顔から首が真っ赤にカブれ、火を噴いたように痒くなりました。
家なのでカブれていても治まるまでうずくまっていればいいのですが、顔に出るというのがショックです。そして、しばらく経つと治っていきます。
この症状は発症を機にバイクに乗るたびに繰り返し、ついには朝冷たい水で顔を洗った時にまで出るようになりました。
蕁麻疹の対処法は通常冷やした方が正解ですが、寒冷蕁麻疹は逆で温めて引かせます。
ネットで皮膚科の先生がたくさん情報をくれていますので、詳しくはそちらを見た方が良いかと思います。私はそれ以前にも20歳前後はやたらと調子が悪く、ありとあらゆるアレルギーをコンプリートした状態でした。この時の私はバイクに乗る時はマフラーを巻き、通常の時はダウンジャケットのフードをかぶるスタイルでした。髪はショートカットです。
冷え性でも、寒がりなわけでもないのに何故?と原因がわからず、もしかして一生こうなのか?と絶望しました。
ある日、バイクに乗らずに出勤。その日も風が冷たかったのですが、毛糸の帽子をかぶって外に出た所、首は出ているのにカブれなかったのです。そういえば、首が出ているにも関わらず体感は温かい気がしたのです。のちに判明するのですが『耳、特に耳の後ろを出さないようにするとカブれない』ということなのです。
帽子は大きなニット編みで、耳がすっぽり隠れるデザインでした。私はこれ以降、冬になるといつも大きな耳あてをつけています。
帽子は髪がペチャンコになってしまうので、毎日かぶるなら耳あてがちょうどいい。それからヘルメットをジェットヘルメットに変更。この方が耳がすっぽり隠れるためです。
首、耳単独ではなく『耳の後ろのエリア』というのもポイント。半帽の時も、フードをかぶっていた時も、何気に首と耳は保護できていたのです。ただ、後ろのエリアを意識はしていませんでした。
また、蕁麻疹が出る時や不調が続く、常時体が冷える、と感じる時は『手の甲』がキンキンに冷えていることが多いと気づきました。そのため、手袋をすると調子が良くなるのです。手はもともと温かいのですが『手の甲』。ここがカサカサ、紫がかってきたら階段を転げ落ちるが如く体調不良になるのです。
私の場合、手の甲と耳の後ろですが、ここは個人差があると思います。
東洋医学などでは手首、足首といった首の部分を温めましょう♫というのが有名です。もちろんそこも大切なのですが、全員が全員そこではない。寒い時に思わず手で摩ってしまう場所を思い返してみてください。腕を摩っている人、膝を摩っている人もいると思います。
それは、その方が寒いと感じた時に無意識に守りたいと思っている場所なのだと思います。だったらそこを冷やさないようにする。
私はちなみに手の甲を摩っているんですよね。
こういう、自分の特徴的な弱点を集中して温めておくと効率が良いです。私は下腹部にホッカイロを当てていると汗が止まらなくなり調子がおかしくなるのですが、一般的にはお腹は温めた方がいいんですよね。人それぞれということです。もし、寒冷蕁麻疹でお悩みの方は試してみてください。とても簡単ですし、薬も使わないので副作用の心配もありません。
それではまた♫