疲労とオイルマッサージ
疲労というのは、物理的に筋肉を使ったことによるものや、長時間同じ姿勢でいたこと、睡眠時間が足りない時による身体的なものと、集中力が必要な仕事を続けたことによる精神的なものがあります。
体力、気力が充実している時というのは要は血流が良い状態を言います。デスクワークで何故疲れが溜まるかというと、椅子に座った状態というのは股関節が常に90度に曲がっていますからそこでどうしても血流が滞ります。
さらに女性は特にふくらはぎの筋力が弱い方が多く静脈血を押し戻す力が足りないためにそこでも血流が滞ります。
浮腫みというのは静脈からにじみ出た不要な水分がリンパに集まることなく組織に貯留した状態を言います。リンパは静脈に沿って流れていて、静脈は心臓のポンプ作用ではなく筋肉のポンプ作用と逆流防止の弁を使って心臓まで血液を戻しているんです。
ですから、筋肉の動きがないと戻す力は弱くなり、静脈からにじみ出る水分(身体のゴミ)の量やスピードによっては回収できずに留まるというわけです。
オイルマッサージの手技は動きの悪い筋肉をほぐすこともでき、心臓に向かって押し流すことができます。表面をさするとリンパ腺のアプローチできるので集まった余分な水分の流れを良くすることができます。
結果として血流改善のきっかけを作ることができます。健康な方も体の不自由な方もそこから少しずつ運動を取り入れて自己回復力を高めるとなお良いです。
自ら体を動かすことは、脳を使って指令を出すことになりますから結果としてマッサージ以上の効果があります。『マッサージしてもすぐ元に戻ってしまうし、意味がない』と思ってしまう方はぜひ参考にしてみてください(^-^)/