更年期は自分史上最高丁寧に生きよう✨
🌷緩やかに落ちる機能に心と体を合わせていく
45〜55歳の間、女性は更年期を迎えます。今では男性更年期というものもあるみたいで、長生きしたらしたで体の変化と向き合う時間が増えて大変です。
さて、更年期というのは何が起きるかというと、女性ホルモンの急激な減少です。最終的には出なくなって終了。ですから更年期を過ぎるとそれまでの不調が嘘のように楽になるというから不思議な仕組みですよね。
終わりがあるのが女性の更年期で、一方男性の場合は男性ホルモンが緩やかに減少するため終わりが見えないのだそう。どっちも厄介ですが、ポイントは『減少』というワードです。
ホルモンの分泌って一生のうちでたったティースプーン1杯程度と言われています。それが分割されて分泌されているということは、数滴でどれだけ影響力があるんだ💦人体の神秘にあらためて驚愕してしまいます。
量に驚いたところで、この微量のホルモンごときに私たち女性は生理が始まる中学生頃からおばさん、下手したらおばあさんになるまで翻弄させられるんです。命を産む関係機関だけに、その威力は凄いですよね。
急激に減少した時というのは、心も体も非常に不安定になります。ちょうど自律神経失調症と同じような、自分の力ではどうにもならない感じです。
そんな時、現代の医療は発達していて『ホルモン補充療法』なるものが開発されました。無くなっていくホルモンを補いながら変化を緩やかにしていくという狙いがあります。鍼灸や漢方薬で症状を穏やかにしていくというのもありますね。
どちらでも効果があれば良いのですが、そろそろ更年期にさしかかる私としては『本当にホルモンが補充され、穏やかに減っていってることを実感できるのか?』という疑問。ここでもまた、私の苦手な『目に見えない世界』の幕開けなのではないか?と疑念を抱いてしまうんです。自分が医療業界のただのマーケットになってしまうんではないか?という疑いの心。これ、もう自分のクセですね💦
私の好きな精油の世界には『エストロゲン様作用』を持つ植物がたくさんあります。ただ、これですら足らない分の女性ホルモンが補充されるとも思えない。ホルモン系に問題のある方が長年同じ精油をチョイスしていますが、何ら変化はありません。どちらかというと手技の方が効いているような感じです。
ホルモンが足らないから足す、というのが果たして正しい対処なのか?ということです。
ホルモンが足らないということは品切れというより生産ラインがストップしていると思うのです。生産ラインが『もうそろそろウチも工場を閉めようか』と、タイミングを見計らってやめることにした、そんなイメージです。そこへそんなことはさせぬ!とAmazonの倉庫の様に荷物をドカドカ集めたところで処理する人も機械もないのですよということです。
ならばどうするか?
下がったら下がったなりに、低いなら低いなりに心と体を合わせていくのが自然だと思うのです。今まで脂っこい食べ物、少々多めのお酒を飲んで夜更かししてもヘッチャラだったかもしれません。でも、そういうところを改善していく。食べる量を減らし、質を改善する。つまり『丁寧に生きる』ということ。これは本やネットを見てもわかりません。自分史上最高に丁寧に生きる、ということが更年期の一番のクスリなんじゃないかな。
🌷修正と変更と断捨離を
非常に地味な作業ではありますが、更年期の10年間を自分史上最高丁寧に暮らすことって楽しみではないですか?ここの調整が上手くいっている人って、良い歳の取り方をする人だと思うのです。
医療も今は経営が厳しいですから、こういった不調を抱える人を求めています。そこにお世話になっても良いですが、医療に身を委ねると抜け出すことが難しくなります。ホルモン系の薬をもらったら、どこでやめるのでしょうか?病気ではないから飲めば治るものでもないんです。みんなが通過する場所で、それぞれ個人差がある。そこに一律で薬や治療が必要なのかどうか?
必要なのは修正と変更をこまめに入れること。
そのまま行こうとするから苦痛なのです。それを『老い』だと悲観してアンチエイジングに走ったとて、下がるものは下がるし、若い人は年齢に抗う先輩方を見て『ステキ!』とは思わないものです。今はネットやテレビのCMでも若返りに余念がありません。老いたらいけないのか?と思うことばかり。
食生活や運動など、身近な生活の見直しと共にやっておくと良いのは断捨離。体に要らないものは捨てていく、という断捨離です。まず女性ホルモンへの執着ですね。体が『もう要らないんだよ』と教えてくれているものを無理矢理増やそうとしなくてもよく、他でバランスをとれば良い話☺︎
精油のトリートメントや鍼灸は、女性ホルモンにフォーカスした施術というより、心を穏やかにするストレス緩和を目的としたものがオススメです。
女性ホルモン関係なく、その方の弱点、一番強く出てしまっているところにフォーカスする。これは実は若い頃から本人が一番わかっていることです。
🌷更年期が不快なワケ
歳を取ると若い頃とは反対の要素が強く出てくる、と気功の世界では言われています。
若い頃穏やかだった人が人生の後半で荒ぶるようになったり、若い頃ヤンチャだった人が人生の後半は角が丸くなって穏やかになったり。そうやって結局人生は平らになる、ということ。
何だか心が落ち着かない、すぐ焦って不安になる、怒りっぽくなって我慢が足らなくなる、逆に気分が落ち込み、やる気がまるでなくなる、自分の身の回りのことすら興味がなくなるといった変化には、ホルモンを追加するより冷静な自分を取り戻すことです。違う自分が出てきたから慌てているだけです。
しろたえでは五兪穴治療と精油を生かしたオイルマッサージの組み合わせで更年期の症状にアプローチしています。
気の流れを整える2つのツボを知り、嗅覚と体表から心と体の両方にアプローチできる精油のオイルトリートメントは、体に優しく更年期を迎える、迎えている女性にピッタリです。
五兪穴も精油のアロマトリートメントも状態を観察しながらセルフケアできますよ💡自分史上最高丁寧に生きるために、穏やかで優しい気持ちになれるボディケア、ぜひ取り入れてみましょう♫