響く鍼を打っています☺︎

メニューの中で鍼治療はほぼオプションのような扱いになってしまっていますが、意外にも希望される方が多いです。というのも、私の鍼はちょっと古風な『響く鍼』

単刺という、抜いては刺すを繰り返す手技と、雀啄といって響きのポイントを突いてズンズンという体感を与える手技を未だに使っているからかもしれません。

最近の流行りは優しい鍼、痛くない鍼が主流ですので、私のような痛い鍼は万人ウケしないのです。

でも、単刺と雀啄は基本中の基本。基本の割に他の手技では味わえないような刺激で、痛みが強い人、経過が長い人、ピンポイントで痛みがある人にはとても効果があります。

鍼灸マッサージ師はマッサージの勉強もしてきているので、その手技との兼ね合いというかバランスをどうしてもみてしまいます。鍼治療は広範囲の痛み、背中、臀部、大腿部など筋肉の大きな場所のざっくりとした痛みには向いていないと考えていて、そういう時は指圧かオイルマッサージをオススメします。

よく背中一面に鍼が刺さったままうつ伏せになっている画がありますが、広範囲だとああいう感じの刺し方になりますね。有名な絵面ですが本当は打つべきポイントは絞った方が良いです、できるだけ。

あとは刺激量と種類。

オイル<指圧<鍼、の順で刺激強めになります。ここをあまり分けていない施術者だとどれをやっても効果が同じように出ると思います。私は痛みが強くピンポイントであればあるほど鍼治療を推します。逆に望まれていたとて、指圧の方が効果がある、と思えば指圧をオススメしますしね。お客さんにも積極的に使い分けてもらいたいと思っているのでこのスタイルをとっています。

鍼治療をデデーン!とコースに打ち出すと、私の場合、苦手分野のお客さんに手こずってしまうんです。鍼治療は何でも治るという特殊エフェクトにより(それは心因性で、鍼を打っても治らないと思う)というお客さんが結構来てしまうという。過去にこういうことがあって、自信を失くしたり鍼治療が嫌いになったりしました。全面に出さなければほぼ裏メニュー的な存在になるので、響きや起こる反応に前向きな方のみ興味を示してくれます。

それが私の精神衛生上、とても良いということに落ち着きました。

心因性や神経質な方には響く鍼は向きません。そういう方には鍼の入っていないカラの筒(鍼管)だけトントンとやって、ハイ終わりましたよ、痛くなかったでしょう?という技もあるくらいなんです。しかもそれで治るという。

というわけで、やっぱり鍼は悪をやっつけるイメージ。巨悪(痛み)と戦うお客さんにはしろたえの鍼治療はピッタリだと思いますよ!

気になる方、やってみたい方はぜひ一度LINEやフォームからお気軽にお声掛けください♫

鍼は2番、3番、5番という太めを使っています。顔の鍼も太め。