負荷を前向きに捉えるリカバリーという発想
リカバリーは負荷ありき💡
私が推奨している『リカバリー』という考え方☝️よく格闘技選手が計量を終えて食事を摂る時に使っています。
減量中は水分、塩分を極限まで抜いたり、ハードなトレーニングで追い込んだりします。試合で勝つためのスタミナとパワーを保ちつつ、体重を減らしていかなければならないので、そこらのダイエットよりもかなりキツイ💦ダイエットならスタミナとパワーのことを考えなくていいですからね。
減量中は体、主に肝臓にとって高負荷をかけることになります。免疫力も落ちるため、風邪を引きやすくなることも。そのため、計量をクリアした後はダメージ回復のための食事をするのです。ダイエットとは違うので胃に優しいお粥、とかではなくタンパク質やミネラル豊富なもの、パワーになるものを摂っていきます。
このように、リカバリーというのはダメージありきなんです。
ダメージを負う前提でそれをカバーするための食事、治療、ボディケア全般を行うことを言います。これ、実は人生全てでも活用できると思うんです。ダメージを負った時に『〇〇しなければ良かった、これからは気をつけて過ごそう』と行動を抑えてしまうか『〇〇したからこうなったのか、しばらく休んでまた少しずつ初めよう』と再チャレンジするか🤔再チャレンジすべきではない、ただの失敗ということもありますが、行動に制限をかけてしまったり、やめてしまって動かなくなるか、それとも訓練して耐えうる自分を作っていくか、どちらかだと思うんです。
ストレスは悪?
ストレスは現代では悪者の象徴ですが、ストレスなしで強くなることはできないのです。ホラー映画ですら、強い精神を作るための負荷になるというから、巷は自分を鍛えてくれるストレスに満ち溢れているんですね。
ストレスを溜めないことは大事ですが、受けないように回避してノホホンと生きても、結局耐性がないのでいずれ負けてしまうんです。
日常的に受けるストレスには天候も含まれます。
冷たい雨風、湿気、乾燥、暑さ、寒さは外的ストレス要因と言って、イライラ、クヨクヨしたり年齢によるホルモンバランスの変化、加齢に伴う体の不調を内的要因と言います。
どちらもストレスになりますし、別々にダメージを与えてくるわけではなく同時に襲ってくることもあります。これらに対抗できる強さが備わっているか、負けてしまうか、どちらかです。
ストレスを負荷と捉えるならば、今自分は修行をしている、試されている!と考え、ダメージを負った分リカバリーすれば良いと思います。
負荷は自分を鍛える、磨くチャンス
リカバリーだけでなくリハビリも同じことが言えますが、負荷は徐々に高くしていくもの。突然の高負荷には人間の体は耐えられないのです。そのためにリカバリーを繰り返していくことが大切です。
『今日はだいぶ働いて体が痛い、もう動けない』と思ったその日のうちor翌日は消化に良く栄養たっぷりの食事を用意する。間違ってもお酒には走らないこと☝️もしくはマッサージを受けたり、ヨガや瞑想、山や海など自然の中に入って過ごす。一見ただのご褒美みたいですが、ご褒美とはちょっと違って、やっていることはダメージを回復させるためのリカバリーなのです。その証拠にお酒ではない、ということ。
週末、仕事を終えて飲みに行くことはストレスの発散になりますが、あくまで発散であってダメージのカバーにはなっていないということ。お酒はまた別件で高負荷をかけているのでウコンだのヘパリーゼだのでリカバリーが必要になります💦
リカバリーの大切さは、鍛えることの大切さを覚えることなんです💡
負荷がなさすぎるのにリカバリーばかりしてもただ癒されただけで何も変わっていないですし、パソコン、スマホなどを一日中ポチポチやっていることのリカバリーはマッサージなどのボディケアよりも運動して汗をかくことなのです。
鍼灸マッサージで何でも治るかといえばそうでもないんです。ストレス耐性をつける、鍛えることが一番自分のためになるんじゃないかな。鍛えている間にふとリラックスしたくなったり、マッサージが必要な時にポイントで取り入れる。この繰り返しで丈夫で健康でキレイな体、精神を保てるようになると思うんです。
多少の負荷、ストレスはありがたいものとして受け止めて、日々自分を磨いていけるといいですよね☺︎