オーガニックは優しくない

今日は、体に優しいと言われているけど『実はオーガニックは刺激が強い』というお話です。オーガニック化粧品の類は自然由来の製品を使っており、お値段はちょっと高め。

青山で働いていた時、職場までの通り道がオーガニック化粧品の専門店だらけでまさに『意識高い系』という感じでした。子供用のオーガニック専門店もありました。

自然派というのは一見アレルギーとは無縁の、体に優しい製品な感じがしますが、実は刺激が強めなので肌の弱い方は気をつけた方が良いです。

私は20代の時豆腐の食べ過ぎで大豆アレルギーとなり、そこから数年は色んなものに反応して大変な思いをしました。日光、冷たい水、風、全てにカブれました。私のアレルギー体質の終わりは伊豆の海で泳いでからです。カブれた柄が嫌で鬱々としていた時、家族で恒例の旅行に行きました。行き先は伊豆の海だったのですが、母に『もう気にしないで泳いじゃえば?誰も見てないよ』と言われ、私も海で遊びたかったので『そうだね!そうするよ!』と言って無理矢理海で泳ぎました。私の場合、海に入ったら夕方まで陸に上がることはない、というスタイルだったので、旅行中は髪が塩で一束になるのが当たり前のレベルで入っていました。その時から何故か数々のアレルギーが消えてなくなりました。

アレルギーのカブれが顔にも出る上にあまりの気持ち悪い柄に卒倒しそうになる私は、以後化粧品などは相当成分に気をつけて買うことになるのですが、そこで現れたのがオーガニック製品です。植物の名前が書いてあると、きっとお肌に優しいのであろうと思い最初に『ははぎく水おしろい』に挑戦しましたが、私はダメでした。そんなに成分も複雑ではないのですが何故か顔中が荒れ放題に。その時に気づいたのでオーガニック系はやめているのですが、これならイケるかな?というハトムギシリーズも私にはダメでした。

もしかしたら安いコスメがダメなのかもしれませんが、高いコスメは美白成分に反応してしまい使えず_φ(・_・

調べてみると、天然成分は肌にとってちょっと刺激が強いということでした。その代わり、合えば受けられる恩恵は大きいという。

ホホバオイルもそう。お店ではゴールデンとクリアを使用していますが、ゴールデンは未精製で不純物がそのまま入っており、それがお肌にとっては良い栄養素でもあるのです。クリアは精製されている分、オイルそのものに養分はなく精油を入れた時のキャリアオイルとなるのみです。肌が弱い方などは精製されたものを使った方が良いですが、できれば未精製の方がお肌にとってご馳走となります。

馬油にも未精製と精製があり、未精製は若干ケモノ臭があります。使い勝手はそもそも難しいですが、未精製の方が油感が強くより難しかったです。色々な部分に使えるので私は外耳炎には未精製の馬油を塗っていました。顔だとちょっと荒れましたね(^-^;

馬油も、顔に使いやすいように精製され改良されたものがあるので私は顔にはこちらを使っています。

何でも自分で実験台となり、その都度カブれ、荒れを経験した結果、今は精製水にグリセリンを混ぜた手作り化粧水と馬油、ニベアメンズクリームを使っています。私にとってこれが一番調子が良い組み合わせ。成分なんかほとんど何も入っていないに近いという。

本当は、40過ぎたらお肌に足りない栄養が出てくるので足した方がいいのです。コラーゲンやらコエンザイムやら、20代の頃には要らなかったものを注入してお手入れすると効果が出やすいのです。だからやりたかったのですが、顔が拒否してくるのでしょうがありません…

私の場合、佐伯チズさんが言っていた『お肌は排泄機関。余計なものは要らないのです』というやつです。養分はほぼゼロですが、油とクリームの割合を季節ごとに変えている(夏は油分を控えめにする)ので肌に合った配合ではあります。

また、馬油には素肌をキレイにしてくれる効果があるのでスッピンでも化粧してる時と違いがあまりないのは良いことかな、と思っています。個人差があると思いますが、1年間肌荒れを拗らせてニキビ面だったことがあったのですが、その時全部潰したニキビ痕は今では一つもありません。38歳くらいだったのでもうダメかと思いましたが、無事です。

どれがいい、悪いは本当にその人によるので女の人は一生、スキンケアとの戦いが続きますね。噂によると良いものが、その人にとって良いかはわからないのです。そもそも、男性より女性の方が肌が弱いので苦労するものなのです。

もし、肌トラブルでお悩みの方は使っている物の成分を見てみてください。何かに強く反応している場合がありますよ。それで、その成分さえ避ければお肌は元気になるのかもしれません。全部変えることも実は負担になるのでここは未来の自分のためにも研究です。

できれば、化粧品を変える場合はお肌から遠いものの順に変えると良いです。一番表面に塗布している物から変えてみて、化粧水は最後ですね。

治療も同じなのですが、やってみて、一気に全部変えるのではなく、反応を見て部分的に軌道修正していくのが実は副作用や再発を最小限に抑えた方法であり、根治に繋がります。全部変えるとまたそれによって新たに反応するので間違えていた部分がわからなくなってしまうのです。

ちなみに私は数年前まで夏は薬局の『メラノCC』が手放せなかったのですが、ある時を境に調子が悪くなりました。原因は『美白』成分でした。初期の頃入ってなかったんですよね。そうやってアレもダメ、コレもダメで残ったのがただの水、油、クリームです。多分、乾燥を防ぐ以外に効果はなさそうですが不思議と肌は好調です。

30歳を超えて、この先お肌の劣化を防ぎたい方、キープしたい方は今一度成分の見直しから取り掛かってみることをオススメします♫

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