足音がうるさい住人
私の上の住人、とても小柄な若い女の子なのに足音が凄まじい。先日エアコンの業者の方も『これ、注意しないんですか?』と驚いていました。7.5畳の1Kでどうやったらこんなに走り回れるのか、こちらこそ聞きたいという感じです。
ちょっと前に生活音のうるさい若い女の子が、下に住む無職の男性に殺された事件がありましたが、住む人によっては本当に危険です。
私が特に注意しないのは、我慢しているわけではなく逆に私も夜遅い時間に行動することが多いし許してね、という意味と物音一つ立てず生きてるのか死んでるのかわからないよりはマシ、だと考えているからです。
あとは、やはり鍼灸マッサージ師として体の知識があること。足音がうるさいのは悪意があるからではないのです。
小さいお子さんをお持ちの方ならすぐわかると思いますが、子供の足音ってうるさいですよね。あれはまだ足の筋肉が未熟なためにカカト歩きになっているからなのです。
ようやくハイハイから二足歩行になったところで、まだ足全体の筋肉は弱くああやって体を左右に揺らしながら一生懸命足を持ち上げて前に進むしかないのです。
つまり、足音がうるさい人は子供の時の歩き方から変わっていないということ。足の筋肉が弱いからなのです。
一番体が完成する20歳くらいの年齢でこのカカト歩きでは、この先色々な弊害がありそうだな…と逆に心配になります。足腰の筋肉の弱さは、骨盤内の血流にも影響を及ぼします。冷えや生理不順や、腰痛などの不調はこのあたりから始まります。
成長期に運動をして、筋肉の貯金をしておくことは重要です。もっと歳を取った時にわかりますが、その貯金を切り崩していくことに必ずなるのです。
足腰の筋肉は全体の60%を占めています。ですから筋トレをした方が良さそうだ、と考えている人はまず下半身を鍛えてください。その方が結果が出やすいということです。
また、毎日鍛えている人でも4日間寝たきりでいると筋力はたちまち衰えます。こんな厳しい現実ですから、巷で溢れている『1日たったこれだけでOK』的なものは実際体に何の効果もないことがわかります。
悪意ではなく筋力低下が懸念される上の住人。早いとこ筋トレを始めた方がいい、ということをどうやって伝えようかと思うばかりです(笑)