指圧を提供している所は意外と少ない

最近、特に指圧が好評です。『こういうのはどこでやってもらえるのか?』本当によく聞かれます。

『もみほぐし』と『指圧』は混同してしまうかと思うのですが、法的には国家資格者ではない方が押したり摩ったりすることをもみほぐしと言います。マッサージや指圧という文言を使ってはいけない法律があるのです。

では、違いはそれだけか?といえば、長年この仕事をやっていて思うのは、指圧ともみほぐしは手技そのものが全く別物ということです。まず、硬結(コリ)を捉えて真上から垂直に圧力をかけること自体、練習を積まないとできないからです。

硬結を的確に処置できるだけの手の強さと体重と力がないと指圧は効かないのです。そもそも施術というの『効かせなければならない』のです。効かせられるように練習を繰り返し経験を積むことが必要なのです。

もみほぐしでは、たった1〜2か月でセラピストさんがお客さんの施術をします。たった2か月ではまず手を作るとこまでいきません。とりあえずどこをなぞればいいか?手順を覚えるだけです。マッサージ指圧師はこの、とりあえず教わることにすら3年かかるのです。

3年教わったところで学校を出たてでは臨床は未経験、何もできない何も知らない状態です。ここからさらに実践を積み、よい師匠に付くなどして修行することが必要なのです。技術職というのはそういうものです。未経験からチャチャッとスクールで習って即デビュー、それでは技術職とは言えないんですね。

専門学校はいわば教習所みたいなものですから『ここをこう押したら死ぬ…!』みたいな、夢も希望もないことばかり学ぶんです。だから卒業したてで自信があるわけがない。できれば触りたくない、そう思わせるほど体に触れることの危険性を叩き込まれます。

一方でもみほぐしでは『みなさん、これからたくさんのお客様を癒してくださいね』となる。これだからセラピストは憧れの職業なんです。自分が他者に何かを施し感謝される。やりがいしかありません、しかも結構簡単にその次元に行けるのですから。

私の指圧は本当に当たり障りのない普通の指圧ですけれど、みなさんとても感動してくださいます。私にとっては普通、でもきっとこれをやってる所が少ないという相対性で価値が出ているのだと思います。

普通の指圧をやってる所が少ないのは、単純に指圧すること自体結構疲れるのと体力作りが必要だからです。

できればコスパを最小限にして利益を得たい世の中じゃないですか。そうするとこんな面倒な時間と労力はかけずに、指圧でも何でもない不思議な手技に走りたくなるんです。でも、今は逆転して珍しいはずの不思議手技の方が実際には世の中に溢れてしまいました。

おかげで普通の、プレーンな指圧が貴重になったのです。ありがたいことに。

鍼灸マッサージ師の学校は授業料が高いです。その高い授業料を無駄にしたくない、私はその一心で続けています。儲かる儲からないではなく、せっかく習ったことを活かさず不思議な施術をするくらいなら筋トレをして指圧師を続けた方がマシだ、ということ。

前向きなんだか後ろ向きなんだかわかりませんけれども、相対的にやっている人が少ないということは需要と供給に合ってるんじゃないかな?って思うんです。その結果が今なのかなと。

もみほぐしや整体で、これはちょっと違うな…そう思ったらぜひ一度、しろたえの指圧を受けに来てみてくださいね!

メンタルやクオリティを一定に保つトレーニングも必要

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