気功教室で感覚のトレーニング
6月から週1ペースで通っている気功教室。何かこれで新しいPower が身についたかといえば私は相変わらずです。私はスピ系ではないので運とか引き寄せとか人様に影響及ぼす力はありませんし、今後もその力を手に入れることはないと思います。
そういう見えない力はおっかないですからね。安易に近づかないのが身のためです。
気功の先生が興味深い話をしてくださったのですが『こういう仕事(鍼灸マッサージ)をしている人が気功をやると、何かを感じようとして変なものを受け取ってそれを患者さんに渡そうとしてしまう。』と。
研ぎ澄ませた結果、変な気をゲットしてお客さんに施そうとする。ありそうです。
それが本当に良いパワーなのか?見極める力もないのに安易にゲットしてさらにあげようとする。これって怖い話です。
お客さんに『人に触れる仕事だからよくない気をもらうこともあるのでは?』と聞かれることがありますが、私達だけでなくお客さんも触れられることで施術者の気をもらっている可能性がありますよね。施術者だけがダメージを負い、お客さんは必ず良い気をもらって回復するというのは施術者のイメージが美化されすぎです。
気功教室では最初にあぐらで目を閉じて30分何もしない時間を過ごします。
この時間に体に気を溜めますが、30分この姿勢を保つこと自体がとてもキツい。足が痺れてきたら伸ばしていいし、心地良ければ寝てもいいのですが、基本この姿勢で30分間何もしないことに現代人は特に耐えられないでしょう。
何もしないということに不安を覚えるはずです。
今は刺激的な情報に溢れていて、常にみんな何かと競争しています。どこかへ行けば写真をいっぱい撮ってSNSにあげなければいけない。あげずにいることができない。我慢ができないし待つこともできない。とにかく自分が今欲しいもの、情報、全てを瞬時に手に入れたいし、手に入れたら絶対手放したくない。
一種の多動症を呈していると思うのですが、気功はそれと逆行しています。
私は仕事柄体力を使うことが多いからか、バランスとして強制的にジッとしたいのです。格闘技をやっていても意外と足腰が弱いと思ったから物流で働いて重い物を持ちたいと思ったし、足りないものに気づいた時、その穴埋めをしてバランスを取っています。
だから初回からあぐらで30分ジッとしていることができました。ラクではないけど、できるんです。
先生曰く『ジッとしていられない人はそもそも体力がないんです。だから気功で体を動かして体力をつけていきます。』
物流の現場でも、全員同じことをしているのに集中力がすぐ切れたりメンタルが不安定だったり動けなくなる人がいます。若いのにです。これも全部『まず栄養と体力がない。』と先生は仰いました。
気功というと気持ちの問題とかメンタルを安定させるもののように思いますが、まずもって体力をつけるとこから始まる。スピじゃないんですよ、全然。
何かが整い、運を引き寄せて、高揚感に浸る、、ではなく、体力、気力、精神力を自分の力で鍛えていこうよ、ということなのです。
本物の癒し効果が欲しい時は動物や自然に触れるのが一番でしょう。自然界には『1/fゆらぎ』という、不思議と心が癒される周波数みたいなものが存在します。焚き火の炎なんかがそう。
気功はこれからも続けていくので続報をぜひ楽しみにしていただければと思います♫そして私のコンディションが良いことで常に良い治療成績を出していければと思っています。
