花粉症シーズンは全てのアレルゲンを避けて暮らす
若い頃の私はスギ花粉、冷たい水、風、日光、大豆、色々なものにアレルギー反応を起こしてその度に辛くて泣いていました。痒いし、湿疹は気持ち悪いし、自分でコントロールできないのが何より恐ろしかったです。
今ではスギ花粉症だけが残り、それもだいぶ軽い部類です。
どうやって乗り越えたかと言えば、一点ではなくそれこそあらゆる角度からのアプローチと観察を続けて10数年かけて良くなっていった感じ。
年齢もあると思うし、生活習慣、薬の使い方、自己分析による見立てが自分に合っていたんだと思います。だから、こうすれば治る!なんて言えないですがある程度、共通して参考になりそうなものをご紹介したいと思います。
シーズン中は回転食を心がける
タイトルにもあるように、2〜5月(スギ花粉症は4月まで)の飛散シーズンは、食べ物に気をつけてください。たとえ食物アレルギーはなくても、誘発するような食べ物は避けるor少量にとどめるor連続して食べないことをオススメします。
大豆製品、乳製品はインスタなどでも低カロリー食材としてアレンジレシピが公開されています。
低カロリーなのは良いとしても、アレルギー体質の方がこれをやると地獄です。私は何かの代わりにことごとく豆乳や豆腐を使うレシピを見てとても危険を感じます。今、アレルギーを発症していなくても、毎日習慣的に大量の大豆製品を摂取していれば後は時間の問題です。
アレルギー体質の方は、同じ物を飽きるまで食べるという特徴もあって、ヘルシーだからと豆乳に置き換えればそれを続けてしまいます。そのため、この時期は意識して回転食を心がけます。
大豆や卵など高栄養食は特に連続して食べないようにする、これだけで避けられます。
ヘルシーだからとよく登場するサバ缶。これも、今サバにアレルギー反応を起こしていなかったとしても花粉症シーズンは避けた方がいいです。
感作療法は平常時に試みる
ただ徹底的にアレルゲンを除去してしまうと、少量でも反応を起こしてしまうというのもありましてイライラするのですが、ここも落ち着いてクリアしましょう。
感作療法という、少量のアレルゲンを摂取することで体を慣れさせる方法があり、甜茶がその良い例です。あえて花粉を少量摂取するということですが、だいぶ下火になってしまいましたね。
考え方は良いのですが、これをシーズン中にやっても遅いと当事者は思います。これこそ、年単位で取り組むことに価値があります。
私は大豆アレルギーを発症したものの、今ではきな粉餅だって食べられます。ただ、やっぱり連続して大量に、しかも花粉シーズンに食べることは避けています。
鼻粘膜を刺激しない
私がアレルギー反応を抑えることに成功した方法として、モーニングアタックやくしゃみ、鼻水の発作を抑えることにあります。出ることは許しますが発作を許さない。これがキッカケで止まらなくなる、と考えたのです。
だから、お香やお灸の煙もこの時期は禁忌。鼻粘膜を刺激しないようにするんです。
薬も飲むのですが、割と頓服みたいな使い方。
天気がよく、気温が高い日を警戒し、雨の日や寒い日は飲まないでみる。騙し騙し療法と私は命名しています。
これを毎年実践して、今に至ります。おそらくパッと見アレルギー体質にみえないと思うのですが、普通にスギ花粉症ですし昔は本当に重かったんです。
今すぐ治る方法ではありませんが、やってみる価値はありますよ。今年始めてみて来年ちょっと軽くなっている、その次の年、もっと軽くなっていた!私はこれを繰り返しました。
正直、飛散の量はあまり関係なく、少量でも飛べばムズムズするんですよね。それに、毎年『前年2倍!』とかテレビで楽しそうに脅しをかけてくるじゃないですか。
だから、私は今年も淡々と対応します。花粉症のみなさまも頑張って乗り越えましょうね!