完璧主義は冷え性の元?

寒くなってくるとボディケアのテーマに躍り出てくる『冷え性』というワード。夏が暑すぎるのもあってか、最近ではクーラー病や冷え性はその時期さすがに聞かなくなりました。

でも本来は季節に関係なく冷えているのを『冷え性』というのであって、寒い時期や冷房の強い所にいて手が冷たい人は単純に『冷えている人』だと思うんですよ。

単に冷えてる人と冷え性の違い

あの酷暑で手が冷たい人はさすがにいなかったと思うのです。だから、冷え性の人は解消されて多少ラクだったかもしれませんね。

単に冷えてる人と冷え性の違い。何でもかんでも症状に名前をつけてしまうと意外と改善されないと私は考えています。例えば、私のように静脈瘤により血色が悪く足が冷たい時があっても本人がそれを気にしていなければ冷え性と言いません。本人が不便を感じていないし、全体的にはよく汗もかくし体温が高いのでいちいち名前をつける必要はありません。

でも、冷えていることで体調が悪いのであれば冷え性ということになります。

私は以前身をもって『冷え』というものを体験したのですが、それは久しぶりにゲームにハマった時のことです。RPGに本格的に取り組み、かなりの時間をゲームに費やしました。すると何故だか常に手足が冷たくて仕方がないのです。

春先だったのに手足をはじめ、顔まで冷たくなってきました。なんだかゲームを始めてからいつも体が寒い、そう感じるようになりました。これが冷え性の感覚だと思います。この時、体の冷えが影響してか肌荒れが酷かったです。

しばらくゲームから遠ざかっていたので、この変化の原因は絶対にゲームです。

ゲームを始めてから途端に具合が悪くなったのです。私は途中で気づき泣く泣く止めることにしました。

もっと細かく分析すると、原因は交感神経だと思われます。

原因は交感神経

交感神経と副交感神経のことを合わせて『自律神経』と呼びますが、おそらくゲームに集中しすぎて毎日が興奮気味なのと目に飛び込んでくる光に負けてしまったのです。それで交感神経が優位になった結果、体が冷えたのです。

血管は興奮すると収縮し、リラックスすると拡張する特徴があるので私はまさしく常時血管収縮状態に陥ってしまったのです。しかし、RPGでそんなに興奮するのか?疑問に思うかもしれませんが、ロマンシングサガというゲームで全てのエンディングパターンを見たかったため、時間との戦いだったのです。時間がかかったり敵を倒しすぎたりするとイベントが終わってしまうので、緻密な計算の元寸分の狂いなくコマを進めていかなければなりませんでした。

私はゲームにハマらなければこのような集中力を発揮する場面がほぼないので止めたら元に戻るのですが、性格的に完璧主義の方などはこのピリピリ状態が一生続いていることになります。

自律神経のバランスを整えましょう、などといって美容サロンで一時的に温めたところで冷え性は改善しません。外から温めて改善するのは単純に冷えてる人の場合です。冷え性の冷えには芯があります。

自律神経系の特徴は自分の意思でコントロールできないところです。無意識のうちに全自動でスイッチが入れ替わり昼夜問わず調整を続けています。

だから狂ってしまった時には物理的に温めようとしても薬を飲もうと、すぐに良くはならないし原因となるものを排除しない限り改善はしません。

逆に言えば、鍛えたければ時として無茶することもアリだと思います。

何故なら、副交感神経優位な状態が続くのも弊害があるからです。副交感神経が優位すぎると今度はやる気や闘争心、意欲がなくなるからです。ずっとポケ〜ッとした状態が続いていいわけないですよね。

私は元の性格が大雑把なため、副交感神経が若干優位だと思われます。だから久しぶりにゲームにハマって良いトレーニングになりました(^_^;)モノは考えようですね。