高齢猫さんの夜鳴き
我が家には、18年になる猫さんがいます。里親でもらってきた雑巾柄の猫さんです。
頭が良くて、優しい、病気もせずとても健康な雑種ですが年齢とともに腎臓が弱くなりお水を大量に飲むようになりました。それと、時々てんかん発作と夜鳴き。これがウチの黒豆の老化3大現象です。てんかんは、エサの袋を開ける時やカチャカチャという音で時々いきなり倒れて、壊れたオモチャのように暴れますが、音に注意し暴れ終わりを待っていればそんなに頻繁に起こるわけでもないので大丈夫です。
問題は夜鳴き。とてつもないデカい、怖い声で鳴き叫びます。これをどう対処するか、ネットで調べても答えは出ず、耐えるのみとありました。耐えられるレベルの鳴き声ではないので、研究と観察を重ねました。そして、ついに無事夜鳴きを抑えることができたのでぜひお悩みの方は参考にしてみてください。
①精神安定剤は効果なし
病院へ行くと全身の総額4万の検査を勧められました。その後に精神安定剤を服用されます。無くなったら来るよう言われます。
エサに混ぜますが、とりあえず残します。細かく砕いても食べやしましせんし、ちょっと食べた時は吐きました(°д°) 薬を飲まされている不調で若干大人しくなったかもですが、夜鳴きが改善されることはありませんでした。
②フラワーレメディという謎のアロマとマタタビは気持ち落ち着いたかもレベル
こちらは妹がネットで調べて購入した、動物にもOKなアロマ。精神的に落ち着かせる香りで、これをお水に含ませます。結果、異変を感じたのか水を飲むことはありませんでした。
マタタビは反応がいい猫と悪い猫がもともといるみたいです。ちょっとリラックスしてる感じはありましたがさほど変わりませんでした。
③夜は電気をつけたままラジオをかけっぱなしにする
視力や聴力が弱くなり不安になると聞きこんなことをしてみましたが無意味でした。彼女は不安で鳴いているのか?という気もしてきました(笑)あえて途中で起きてきて叫ぶ、不安というより落ち着いて眠れていない感じでしたね、今思えば。
④防音小屋の設置が功を奏す
毎日鳴きすぎているのか、若干声も枯れ、パワーも無くなってきたような感じに。それでもまだあり得ない音量で叫ぶため、防音ゲージについて調べを進めました。
この一件で防音についてやたら詳しくなりました。カワイ音楽教室で出している15万の防音ゲージ。こちらは完璧に防音効果があるらしく、空気孔は換気扇がついていました。ただ、値段とゲージの大きさ、設置に色々な条件があるらしく購入に至らず。
結局トイレとエサ、お水を入れられる大きさのゲージに防音マットと遮音の壁を作って、夜はそこで鳴いてもらうしかないという結論になりました。何回も実験しましたが、防音は密閉性と切っても切れない関係のようで、防音を強化しようとすると空気の通りがなくなってしまうのです。かといって、一面でも開きっぱなしにするとほぼ防音の効果は無いという…全体に隙間を残しつつ音をできるだけ漏らさないようにするには。ということで、工事関係の仕事をしている友人に聞き、スタイロフォームという断熱材が加工も簡単でいいのでは?とアドバイスをもらいました。
犬用の網のゲージに吸音マットを巻き、周りをスタイロフォームで囲うという作戦。
そこそこ隙間はあるので息もできる。この小屋を作成し、夜10時頃入れてみます。すると、効果は絶大でした。鳴いていいように作った防音小屋にて、黒豆は一回も鳴くことなく朝まで大人しく寝ているのです!
どうやらポイントは穴蔵のような暗さ、囲まれた空間が大事だったようなのです。そんなのいつもの押入れだって大して変わりないではないか!と思ったのですが、囲われた空間ではないので、部屋の電気がつけばそこそこ明るくなります。静かな落ち着いた自分だけの部屋が欲しかったようなのです。夏場はこの断熱材を遮光カーテンにするか、工事用の遮音シートを調達しようか考え中です。
とにかく、この小屋ができてから夜鳴き叫ぶことがなくなりました。小屋の総額は1万7000円程度。試す価値ありです!